ボーカルについて思う事
私はバンドが好きで、趣味でドラムを叩いていたりする
学生時代はコピーバンドなんかでも十分楽しかったが、社会人になるとコピーでは物足りなくなるのでオリジナルを演奏したくなりボーカルで持ち歌なんかある奴とバンドを組んだりもした
ここからが、よくよく考えてみたら分かる事なんだが、一人でバンドを探しているボーカルってのはハズレが多い
正確にはバンドに向かないボーカルが多かった
理由は簡単でバンドには、さほど興味がないのにバックバンド欲しさにバンドを組もうとする人が多い
バックバンドを雇う金銭がないので、バンドという言葉を都合良く使う
例えば、一回りくらい年下のバックバンドを従えたらオリジナルという名目でバックバンドに演奏をさせて自分は気持ち良く歌う
さて、ここからが問題なのが温度差だ
歌ってる本人は気持ちいいだろうが、バックで演奏していると そんなに楽しくなかったりする
ここでタチが悪いのが、正解が見えてこない
バックバンド達は、もしかしたら自分の腕前が無いのが原因なのではないかと色々考える
時間が経つにつれてバックバンド達には不満が溜まってくる
ボーカルは御満悦だ、自分の作った曲を様々な解釈で努力するバックバンドが演奏してくれる
バックバンド達もバカではないのでバンドという名のバックバンドを辞めていく
と、ここまでは駄目なバンド?のボーカルパターンの話で
バンドからボーカルを始めたバンドありきのボーカルの話をします
まず、バンドありきなので弾き語りやソロ音源なんかは作ろうとしない
バンドを組んだらライブがスムーズにいく
当たり前だ、それまでバンドしかやってこなかったから
自分の組んだバンドが気持ち良くライブがやれるネットワークやライブハウス等が多い
それに決定的に違うのはバンドありきの曲ばかりなのでメンバーは演奏していて気持ちがいい
この辺りで私個人には答えが出たのがバックバンドを探しているボーカルには格好つけたがりが多い
自己表現の肝ってのは己の恥部をどんだけ曝せるかによる
中途半端が一番格好悪い
例えは悪いが股間を曝しているのに格好良く見えるように努力するのだ
格好良い人ってのは頑張らなくても格好が良い
人ってのは案外見抜くもんで客なんかは「あ、こいつキレイに見せようとして嘘をついてる」ってなる
一方バンドありきのボーカルはバッチリ股間を曝した上で、それを見た人が「格好良い‼️」ってなるパターンが多い
バンドメンバーの一人としているから少々の恥は連帯責任になるので強気だ
まず嘘が無いので邪気がない
等身大の歌しか歌わないので無理が無い
勿論、ソロのボーカルを否定するつもりはない
ソロならソロで、変に無理してバンドを組もうとしない方が良い
バンドでやりたい目標なんかが具体的にない人が多かった気がする
今の時代パソコンかなんかで簡単にバックバンドの音源は作れる
最近じゃ、あまり見なくなっていたが
つい先日バンドを組もうと言ってきた弾き語りの自分より二回り年下の兄ちゃんを見て思い出した
私の答えはNOだった、あの意味が分からない無駄な時間を過ごす余裕はオッサンになった私にはもう無いからだ
その兄ちゃんに言ったのは「バックバンドが欲しけりゃ、ちゃんとギャラ払って専門家に頼みなよ」
見透かされたのがバツが悪かったのか、それ以来あまり連絡がない
ハッキリ言い過ぎたが、そこに嘘があっては駄目だと思う
だって私はバンドが好きだから