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外部資本を受け入れる話
会社を作ってから10年。
最近会う仲間からは、「真吾ちゃん最近目立ってないよね、何してんのー?」
そりゃあーた、そんな狂った企画なんて思いついても、そんなポンポン出来るもんじゃない。
期待されてるのは嬉しいけどさ。
オモロい企画でSNS界隈でちょこっと話題になっても、社会に与えるインパクトなんて3ヘクトパスカルもない。
継続しないからだ。
継続しない理由は簡単で 「儲からない」から。
あ、違うな。
「儲かり続けない」が正しいか。
うちの父ちゃんがいつも言ってたのが、「売れるというこは、売れ続けることだ」。
これを端的に言うと、売れ続ける仕組みがないと、売れないよ。ってこと。
催事でちょこっとお菓子を売っても、催事に出続けたり、ネットだ販売出来る体制(商品供給も含めて)がないと、売れた(売れ続けた)ことにならない。
面白い企画を出し続けるには、その体制が必要で、もっと面白い企画を出そうと思うと、現代の資本主義社会ではそれ相応にお金がかかる。
宮崎駿の映画の変遷とか見てれば良く分かるはずだ。
しかもお金をかけたからと言って、当たる保証もない。
で!
金が無くったから、外部資本を受けるのか?と言われるとそれは否。
株主に報告するとか、IR出すとか、面倒くさいのとか、ほんと大嫌いで。
商人たるやお客様に向き合ってナンボでしょ?
そんなもん商人のやる仕事じゃないっしょ?って思ってて。
なんだけど、もうそろそろ50歳も迎えるにあたって、僕だけよければハッピーでしょ?みたいなヒッピー的なノリで承認欲求満たすってのが苦しくなってきた。
そんな最中、40年ぶりに行った広島の平和記念公園に頭をぶん殴られたのね。見ることのない、後輩のために命を懸けたたくさんの人の想い。
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ああ、申し訳なさ過ぎる。
僕もそんなオトナにならないとだ。
なので、食べたいものを食べて、ブクブク太って、タバコを吸って、深酒をかっくらい、猫背のボサボサ頭で病床から「俺みたいなオトナになれ!」とか言われても、若者はシラける。
憧れない。ってか死刑だな。
「緩慢なる自殺」 これも父の言葉。
まさにその通り。
今日が、一番若い日。 ストレスフリーって一瞬素敵な言葉だけど、ストレスがないと成長がない。筋トレと同じだ。
長くなったけど、外部資本を受け入れるのはストレスをかけるためだ。プレッシャーをかけるためだ。
その覚悟の証なのだ。
4月4日。広島の向かう新幹線の中で。