μが好きなので
μが好き。
きっかけとしてはごくありふれたもので、Mリーグで好きになった選手が所属していたということ、その選手のファンアートを細々と描いていたら一番最初にフォローしてくださったのがμの方(というかμの代表)だったということ。
そこからたまたま見た将王決定戦があまりに面白かったこと。
それだけである。
お昼のゴルフ中継のような調子の実況解説。ルールの都合上おしなべて打点も低くテンパイ料もないのでオリる場面も多い。
これだけ聞くと地味だと感じるかもしれないが、令和の世の中モンエナよろしく即物的な刺激が転がっている中、μリーグのような穏やかさは私の癒しになっていた。
なにか作業をしながら見るのにもってこいなこともあり去年はリアルタイムでμリーグを流しながら卒業研究を進められた。その節はお世話になりました。
そのおかげで選手の名前はたくさん覚えたし、μリーグの話をポストしていたらいつの間にか選手の方に捕捉されてあっという間に囲まれた。こんな隅っこのただのファンにも優しい世界である。あったかい。
でも周りにμの話をしてくれるフォロワーは少ない。
なんとか布教したい。私のようなファンが増えてほしい。
ただのオタクの私には何ができるのか。
絵は、絵ならかける。
そんな思いで描ききったのがこの絵である。
わたしの動きを見て連盟の夏川プロからお声がけしていただき、ルールを紺谷友紀女流ツアーに監修していただき藤原健認定プロに各選手についてコメントを書いていだいたのがこれ。
はっきり言って自己満足だと思う。こういうことをしているときが正直一番楽しい。デレマスでP活動として絵を描いてるときと同じ感覚だった。自分の発信で誰かに引っかかってもらえたら。お金を得ているわけでもなく、μの関係者でもなんでもないのに私は11人分の似顔絵を描いていたのである。傍から見ておかしい。
Mトーナメントの選手発表があったとき、タイムラインでは忍田さんが出場していないことに悲しむ声が多く上がっていた。トレンドにも乗るほどだった。
昨年のMトーナメントでとんでもないインパクトを残した忍田さんがそう言われるのはもっともだし、私も悲しかった。涙が出るくらいには。
ただこの悲しみは「忍田さんがでていないこと」よりも「やっぱりμは一枠しか貰えなかったこと」にある。まだ、やっぱり、そうなのか。力が抜けていく感覚がした。私はなんにもしていないのに。わたしは、ただの鑑賞者である。
現実を突きつけられたような気がして、一瞬全てに対するやる気がなくなった。でも、これを見た。
むくさんが出場することには1ミクロンも異論はない。胸張って戦ってほしい。だって貴方は現在のμ最強、将王様なんですから。
四神で堀慎吾に「かっこいい……かっこいいよむくさん……!」と言わせたむくさんのマージャンがすきです。奇跡のような条件を寸分の狂いなく選択し達成したあの将王決定戦を、私は未だに覚えています。外でスマホを握りしめて見つめて、震える手でツモった瞬間声出して周りの人に見られたことも。
Mトーナメントの視聴者に知らしめてください。麻将連合は小林剛と忍田幸夫だけじゃないことを、現将王はむく大樹であることを。
ただのオタクですが、ずっと応援しています。μが好きなので。