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原発についての疑問

東日本大震災では福島第一原発の災害があったわけだが、その時から疑問に思っていることがある。

なぜ地下に原発を作らないのか?


電源喪失、冷却能力喪失、水素爆発、炉心溶融という一連の状況悪化は、構造的に、より事故の拡大を抑えるような作りが出来るのではないか?
水は高いところから低いところに移動するわけで、少なくとも地表より高いところにあれば、水を持ち上げなくてはならない。何かあって原子炉の熱を冷ますための水が漏れれば低いところに流れ出し、冷却能力喪失になるのは必然だ。
なぜ地下=地表より低いところに原子炉を作らないのか?
もし地下であれば、何らかのエネルギーをもって水を汲み上げなくても、より楽に水で原子炉を満たしておけるのではないか。


「地下式原子力発電所」で検索すると、政治家の論点としても出てくるし、研究者のテーマとしても出てくる。
はじめからそういう設計、構造にするというアイデアはあったようだが、実現していない状況で、事故も起こった。

しかし、これから地下に「作る」のか?
基本的に原発は廃止方向にしていくべきと考えるので、地上にしろ地下にしろ新たには作らないことが望ましい考える。
奇跡的に福島第一は破滅的な状況を逃れはしたが、次の事故でも奇跡的な結果になることは期待するべきでは無いと考える。

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