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【No3 技術】

自身の使っている技術は何かを考える。

①利用者との外出、声かけを通して、その人の状況や状態を読み取る。

それでもし仮に利用者が不穏な状態なら、基本パターンは、時間をかけて行動するだ。これは、利用者の思うままにゆっくり行動や歩いてもらうことで、あとあとは、声かけが入りやすくなるイメージがある。

外出前に、利用者が迷いや辛いや眠いがあり、そのことが重なれば、当然に何をすべきかはわからなくなる。外出のスタートは切れないだろう。

なので、最初は、声かけや次の行動の指示は最小限にして思うままに歩いてもらう。そうすると、やはり、眠いはあるが、迷いや辛いは消えるかもしれない。(調子が悪そうな時だけだが。)

外出支援は、外出を通して、自己実現や楽しいを実現するものたが、僕は、この迷い、辛い、眠いの1つでも整理されたら、それは外出支援が楽しくなる要因となると考えている。

②無意識にやっているが、外出支援の途中、途中で、新しいスタートを切るようにしている。これは、外出支援中に深呼吸するイメージだろうか。さぁ次はどうしようかと考えています。今までの支援の失敗や良かったこと、楽しかったことも流す作業です。

この時は、自身の排泄支援、食事支援、余暇支援を整理して、次の一手を考えています。大抵は帰宅や帰宅後やその先の家族との会話、帰宅後の利用者とイメージをしています。

こうすることで、利用者の思いを想像できるだけでなく、これをやり残しているなと考えることができます。そういうメリットがあります。

また、利用者は、利用者で外出支援という縛りの中で、楽しむために、この一手は大切だと思います。

利用者は次にどこに行きたいと言えるばかりではありません。そうすると、利用者側が考える隙もなく、あちこち行ってよくわからないままに外出が終わるもありえます。もちろん、支援者側にそういう意図はありませんが、次はどこに行こうと考える隙間はないことが多いです。 

これは、障害特性から、1日のスケジュールを決めている方もいるため、必要ないと言われたらそうかもしれませんが、しかし、僕は、新しいスタートを切る、深呼吸して仕切り直しの時間は必要だと思います。その時間に利用者も次の一手を表現をできる可能性もありますから。

今思えば、その仕切り直しは利用者を支援する上で大切だったように思います。