第3話 初めての

失ってはいけない物  言葉の数
散歩を通して、いろいろなことに主人公が気づいていく話。主人公 謎の青年 文章の終わりに気づきの言葉を放つ。それを身につけて成長していく物語

何もかもうまくいかなくて、今もマイナスな言葉しかなくて、ちょっと先の未来にもマイナスな言葉しかない。

そういう時って、吐き出したくて、でもそれが、「わからない」だから、周りを傷つけてしまうこともある。そして友人を失くすこともある。

でも、私は、棚に並べられてる商品の一つ一つを説明してるわけではないし。

その一つ一つが売れなかったからと言って、その商品を床に投げつけるわけでもない。

時に、持ってるものの数や、成功したかや、結果や、それらばかり考えてしまう。

それは売る側や買う側のことばかり考えてしまうから。

だけど、そもそも売る側じゃなくて、買う側からしたら違うよ?

例えば、商品じゃなくて、子どもならおもちゃでもいいし、また、大人なら大切なものでもいい。それらが埃にまみれてて、それを拭くだけでも、その物の価値は上がるんだ。

言葉も数じゃなくて、誰かが「素直に優しくしてくれるから感謝してる」とか、保育園で働いてる人なら、子どもが初めての計算問題をできたと喜んだり、そういう一つの言葉をもらう方がよっぽど価値があるように思いました。

結果や価値は大切だけど、私は、物を売ってるわけではないから、だから、一つの言葉の方が重みがあるし大切だと思うんですね。

誰かの優しい言葉によって、あなたの思考に様々な商品が浮かび、それと自分を同化させませんように。自分が物を持ち過ぎて重くなりませんように

そうすれば大切な物見つかると思います。
見つかってほしい。

ありふれた物も大切だけど、初めて出会う言葉も大切だし、すごい自分を軽くしてくれるものだよ。

たくさんのことをするのはしんどいから、まず何が大切かを見極めて、こつこつやっていくのがいい。こつこつやってるとゆっくり周りを見れる。急ぎ過ぎないことも大切。