50代おっさんのひとり時間のススメって?
色んな書籍やネットでも「50歳からはひとりの時間を大切にしよう」みたいな記事をよく目にします。
「これから定年を迎えたり体調の変調などがあり社会から距離を置かざるを得なくなると会社に依存してる人は途端に孤独を感じることになるから、そうなる前に準備体操しておきましょう」おおむねこんな論調ですね。
余計なお世話だよ、と思う。
大体ね、今の50代なんてバブル入社組が多く、会社という政府に都合の良い優良納税集団に属して、個性を殺して会社の看板を背負い、時に自己犠牲を厭わず、家族との時間を削って、呆気なく崩壊したバブル後の負債を埋めようとしてきた民。
入社後は接待で飲み会、ゴルフ、休日返上で仕事なんて当たり前。嫁にはとっくに愛想尽かされ、子供とは会話もほとんどなく、会社という場所が唯一の居場所で安息の地、休日も用も無いのに会社のデスクに座ると落ち着く、そんな同輩をたくさんみてきました。
じゃあ今ここで、いったん人生振り返ってみて、ひとりの時間を作ってみましょうーーーなんて子供じゃあるまいし。
てゆうか、そもそもみんな孤独で、いくら体裁を繕っても心はいつも「ひとり」なんです。
ボクもこの場で「会社辞めてフリーランス生活始めて良かったぜ〜自由サイコー」みたいに調子乗って書いてますが、決して全ての人にススメてるわけじゃないし、会社員時代に比べれば確かに一人で考えたり行動する機会も多いですが、やはりベースは仲間や家族があるからこそ。
もともと若い時から、バイクのソロツーロングやソロキャンプを楽しんでいた部類なので、一人で行動するのは嫌いじゃなかったんですが、サッカーチームに入っていたりバンド組んでたりもしたので、どっちもあってバランス取れてたところもありました。
おそらく、皆さんそれぞれカタチは違うにせよ、孤独を感じて、ひとりの時間、ひとりの世界を持っているはず。それは例えば通勤電車だったり、ひとり飲みだったり、お風呂や寝る前だったり。それでいいじゃないの?って思うんです。
それを敢えて将来のために、、、みたいに無理して時間作らなくたって、その時が来たらそのようになるんです。
そして最期はひとりで死んでいくのですから。
今日も読んでいただきありがとうございました。