臨戦態勢【麗・吼】
この日を待っていた
3月20日。年末のライブから約3ヶ月後。
ついにこの日がやってまいりました。
えのぐ3周年ライブ『臨戦態勢』。
【麗】【吼】の二部に分かれた今回のライブは、現地での開催に加えてYouTubeにて全編無料配信。そして、配信で得た収益はすべて新型コロナウイルス支援として日本財団に全額寄付。
3周年という節目、そして良心あふれる社会活動を行うということから、今まで以上に注目を集めていたと思います。
私自身も何かできることはないかと思い、ツイッターでなんかいろいろやったりはしていましたが、なかなか宣伝というものはむつかしいですね。
そして迎えた当日。早々にグッツを受け取り開始を待ちます。
こっからは文体とか無視でいきます。
Welcome to Live
まずは【麗】の部。会場のボルテージも上がり、私のテンションも一気にマックス。
なぜなら一発目がWelcome to Live。私の好きな曲。
私がえのぐを応援するに至ったのは、退屈で生きていても意味ないなあとか思ってた時に、えのぐになったばかりの鈴木あんずさんを偶然知り、勝手に手を伸ばしてもらえたような気がしたから。
だから、彼女が歌う「あと数センチ手を伸ばしてよ」のところでいっつも泣いてしまう。
別に何か生活が変わったわけではない。お金持ちになったわけでもない。花が咲いたわけでも、空の色が明るくなったわけでもない。それでも救われた。そんで泣いたってわけ。
怒涛のラッシュ
絵空事・ギザコミュ(ギザギザコミュニケーション)の2曲は、ライブにはこれがないとと言える曲。絵空事の出番は予想以上に早かった。そしてなんとびっくり感情叫びターンがなかった。おや?と思ったけど、ライブが進むうちに、なんとなくその理由が見えたような気がしたので後述することに。
そしてギザコミュは最初の12345G!で全部持っていっちゃう。かっこよさがダンチ。ちなみに 私はこの曲の足ちょんちょんからのサーンと横移動がお気に入り。
そして栞ですよ。しかもえのぐみの皆様からの応援動画付き。全部は見れなかったけど、えのぐを愛する人たちの温かさが伝わってきた。
……ちなみに私も送りました。ヘルメットとバイクでキメて、「絶対なれる 世界一に」と書いた横断幕をバサバサっと。
ライブ会場では見えたかもだけど、アーカイブじゃ見えなかったっすね。でもまあ本人たちには届いているからよしとしましょう。
続きましては「Original Color Girls!!!!」「えのぐ」「君がいてくれれば」「僕たちの青春ロード」「ハートのペンキ」。
つーかこの子らどんだけ連続で歌って踊るの?
MCタイム一回挟んだけどほんの数分よ?体力とんでもないっすわ。
彼女たちは未来を見ている
と、ここで感じたことがある。
感情叫びターンがないのは、多分えのぐは未来を見ているからだと。
年末のライブ「だから今、ここにいる」は、えのぐのこれまでの歴史を振り返る、つまり過去~現在がテーマ。楽しいこと、辛いこと、全部乗り越えてきたという思いがあったから、めちゃくちゃに叫んでいた。
だけど今回のライブはえのぐの3周年というより、4年目に向けた不退転の決意を示すかのようなライブ。臨戦態勢という名にふさわしいライブ。
そしてその決意を示すのに最適かつ最高の方法が、感情を叫ぶのではなく、仕上げてきた歌とダンスで見せることだったのではないかと感じた。
そしてライブ初お披露目のLove Me。実はお気に入りの曲。とくに「わざと遠回りして~」からが好き。メロディーがなんか懐かしく感じるからかな。
あと誰かを好きな気持ちは間違いなんかじゃないさって歌詞本当に好き。
そしてゆるふわかわいい~からのギュイーンと謎のイントロ。理解が追い付かなかった。
新曲というのはわかった。そこから先の理解を得る前にガンガンガンガンガガンガガンガンと殴られた。いやこのメロデーと歌詞いいっすわこれ。いつかライブで声出し解禁されたらズドーンとか叫んでみたい。
これ語り終わんねえな。ちょっとここは曲紹介のみ。
「Yell for Dear」「e☆Jump!→Dream!!」「スタートライン」「Dreamin' World」「It’s 笑 time!」と連続。
つーかどんだけ詰め込んでんの?わらふくのラップパートかっこよ。
Magic(マジック)
そしてアンコール。新曲「Magic(マジック)」。
男は夕日を見るだけで泣く。そして曲調と歌詞でさらに泣く。
思わずペンライトを振る腕を下ろして聞き入ってしまった。
恋愛の歌なのかもしれない。だけど、私は別の意味を感じた。
何気ないことが特別になっていく魔法。
私はそれをえのぐにかけてもらった。
あなたでよかったなんて本当に思っている。多分、遠い未来でもそう思っている。
今笑っていられるのは他の誰でもない。えのぐがいるからだ。
別に何か生活が変わったわけではない。お金持ちになったわけでもない。花が咲いたわけでも、空の色が明るくなったわけでもない。それでも、えのぐに出会う前と後で、何気ないことも大切に思えるようになった。自分を生きようと思えるようになった。
なんだか、えのぐと出会って、あんずさんに手を伸ばしてもらって、自分を生きるようになって、Welcome to Liveでまた手を差し伸べてもらって、そしてマジックにつながって……。
そんでまた泣いたってわけ。
午後もぶちあげ
じゃあ午後に行こうということで、はい、ここからは【吼】の部。
いやこっちもよかったなあ。Welcome to Liveのショートバージョンよくないっすか。アニメの主題歌っぽい感じ。どうすか偉い人。
そして待ってましたよ、「無敵のヒーロー」と「午前0時のプリンセス」
いやね、これ好きなんすよ。4人から2人になってもパワーが落ちないどころか、それぞれの個性の主張が強い。ちなみに今回の私はペンライト緑マンでした。
プリンセスの方は青と紫の二刀流にござる。そして間に挟まったギザコミュ。【麗】とはまた違った歌い方。いやもういいっすわほんと。【麗】【吼】で結構同じ曲を歌っていたけれど、全部違くて全部いい。
そしてPresent for you!のMV発表!
てっきりライブ終了後に公開かなと思っていたので、このタイミングは面白かった。
アイドルが空を飛ぶわけないだろ!
次は無条件泣きソングの「colors」。また泣いたよこいつ。歌詞が全部刺さるからしょうがない。さよならは別れの言葉じゃないってすごくいいわあ。
そしてここで感情叫びターンが来ました。やっぱりこれは必要ね。
そんでもってタオルをぶん回す時間が来ました。ちなみに私は現在ほぼ腱鞘炎です。右手首にテーピングぎっちり、左手首にはバンテリンのサポーター。でもそんなの関係ねえとばかりにぶん回しました。今回のタオル回しやすくなかったですか?
今右手首超痛い。これやっちゃったね。悔いはない。寝れば治るでしょう。
次のショートカットでよろしくはもうセリフ部分たまんないっすね。あんずさんに付き合って何ヶ月?って聞かれた人は幸せ者だ。
アンコール
そしてアンコールは新曲ラッシュ。地震で中断したけれど、再開できてよかった。
地震についてはこれからも気を付けましょう。
しかしまさか最後の最後に新曲ぶっこんで来るとは思わなかった。完全にマジックでしみじみと「あー終わりかあ」とか思っていたらなんだって。超楽しくていい曲じゃねーか。4年目のスタートにふさわしい1曲。世界を変えていこう。
夏目ハル
ここからはメンバーそれぞれに印象に残ったところを語らせていただきたい。
まずは夏目ハルちゃん。
やはりヒューマンビートボックス。すごいねあれ?どうやってんの?ライブで披露するのすげえな。かっこいいよロックだよ。それでロックといえば、今回ハルちゃんのダンスで一番印象に残ったのはわらふくとかでの上体を屈ませて絞り出すように歌うあの動き。あれがものすごくかっこよかった。メンバーで一番身長がある分、縦の動きがより映えるのかな。
日向奈央
お次は日向奈央。これもう満場一致でしょう。アーマーブレイクのソロダンス。
アーカイブ見直してみたけど動きヤバイ。最後の足上げのキレもえげつない。
歌とダンスでえのぐをひっぱるを見事に実行したという感じ。わらふくのラップもかっけえ。
白藤環
たまきちゃはもうライブ特有のテンション。ハートのペンキのぬりたてちゅうい↑↑を聞かないといけない体になってしまっている。
そして地震という突然のアクシデントにも冷静に対応。黙らずにトークでつないで場をもたせて、かつペンライトというライブで使うもので話の引き出しを開けているのほんとにすごい。
鈴木あんず
あんずさんはもう、私の恩人ですから。よーく見てましたよ。多分500回くらい目が合ったしめっちゃ手を振ってくれた。知らないけど。
あえて一つあげるとしたら声量アップと声の伸び。「Dreamin' World」のワンダーランドの部分は圧巻ではなかろうか。あとやはり歌い方ににじみ出る強き優しさ。大好きです。
あとね、MCの時に言葉に詰まっている場面。他のメンバーが見守るだけだったの。
「あんず大丈夫?」とか言葉はかけない。きっと、「あんずなら大丈夫」って信頼があるんだなって感じた。いいグループだぁ。
忘れらない日が、また増えた
だいぶ長くなってしまった。でも、まだ全部を語れてはいない。
それほどの魅力があったし、心に深く深く刺さった。生きていてよかったって思うわけ。
これからも好きでいようって、無理なく、自然に、当たり前のように思える。
お知らせもたくさんありましたね。
えのぐの供給が少ないなんてとんでもない。
彼女たちはライブが一番なのだから。
また一日、忘れられない日が増えました。
えのぐと出会ってからそんな日が増えています。
あんずさん、たまきちゃ、ひなお、ハルちゃん。そして関係者の皆様。
本当にありがとうございます。
そして、これから先もそんな日が増えていくことを知っているから、私はずっと前を向くことができます。
今日という最高をありがとうございました。
また明日、どこかでお会いしましょう。