南海トラフ大地震
南海トラフ地震への警戒が叫ばれて久しいですが、
前々回の南海トラフ地震、安政地震が起きた幕末の頃、
1847年~1858年の約10年余の間には大地震が数多く起きています。
1847年5月8日(弘化4年3月24日) 善光寺地震 - M7.4
1853年3月11日(嘉永6年2月2日) 小田原地震 - M6.5
1854年7月9日(安政元年6月15日) 伊賀上野地震 - M7.1/4
1854年12月23日(安政元年11月4日)安政東南海地震 - M8.4
1854年12月24日(安政元年11月5日)安政東南海地震 - M8.4
1854年12月26日(安政1年11月7日)豊予海峡地震 - M7.3-7.5
1855年2月16日(安政元年大晦日)室戸半島付近地震 - M7
1855年3月18日(安政2年2月1日)飛騨地震 - M6.3/4
1855年9月13日(安政2年8月3日) 陸前で地震 - M7.1/4
1855年11月7日(安政2年9月28日) 遠州灘で地震 - M7.0 - 7.5
1855年11月11日(安政2年10月2日)安政江戸地震 - M6.9
1856年8月23日(安政3年7月23日) 安政八戸沖地震 - M7.5 - 8.0
1857年10月12日(安政4年8月25日)伊予・安芸で地震(芸予地震) -M7.1/4
1858年4月9日(安政5年2月26日) 飛騨・越中・越前・加賀地震 - M7.0-7.1
1858年7月8日(安政5年5月28日) 東北地方太平洋側で地震 - M7.0 - 7.5
丁度この時期は、
外国からの船が日本を頻繁に訪問していた時期です。
日本側からすると、
天変地異と海外からの開国の圧力による政情の動きに
さぞや不安な日々を過ごしていたことでしょう。
また、
1853年ロシアのプチャーチンとか
1854年ペリーの黒船とか、
1856年に総領事に着任したアメリカのハリスとか、
当時日本に来た外国人からすると、
どれだけ地震が多い国やねん?と
思ってたりしたかもしれません。
南海トラフの大地震は安政地震の後、
約90年を経て
1944年(昭和19年)12月7日昭和東南海地震 - M7.9
または
1946年(昭和21年)12月21日昭和南海地震 - M8.0
に起きたと言われており、
歴史上は約90年~150年周期で起きると言われているので、
恐らく次回は、早くて2035年ごろ?
ふたたび安政期のような、
大地震ラッシュが見舞わなければいいのですが・・・。