マイPCのHDDをSSDに交換した話

今わしが使っているPCは
富士通のESPRIMO FH90/DNとかいう、
ディスプレイ本体一体型というモデルで、
2011年夏発売という、
考えればもう10年もたつものであります。
当時できるだけ長く使えるようにと、
CPUはi7、メモリは8GB、HDDは2Tと、
結構ハイスペックなものを買ったのですが、
数年前にHDDがへたってしまい、
家のメインPCの座はiMACに譲ってしまいました。

しかし、CPUもメモリもまだ十分使用に耐えるものだったため、
HDDを交換して、わしの個人用として延命をはかり、
使い続けてきたのでした。

オリジナルのHDD(2TB)と交換したHDD(1TB)。
なぜ1TBになったかというと、お小遣いがたりなかったから。

画像1

また、Windows7のサポート終了に合わせ、
メーカーがWindows10サポート対象外としていた機種にもかかわらず、
強引にWindows10への乗せ換えをおこない、
現在まで使用しつづけておりました。

ところがここ最近、
HDDあたりから「ブゴゴ・・・」という異音が
時折聞こえるようになってきました。
また、PythonとかRubyとか、MySQLとかの環境をインストールしたためか、
起動終了や、画像表示、iTUNESの立ち上がりが異常に遅くなってきました。

これは、はやりのSSDへの換装というのをやってみるしかない!
と決心し、実際にやってみました。

幸いにも、数年前と比べて、SSDの価格はけっこうリーズナブルになってます。
1TBのSSD(SATA)ですと新品でだいたい1万円ぐらいから購入できます(2021年2月現在)

内蔵HDDをSSDに換装するのに用意すべきものは次のものになります。
1)SSD本体=容量は元のHHDに合わすか大きいものが好ましいようです。
2)HDD/SSD変換マウンタ2.5インチ=>3.5インチ
  PCの内蔵HDDに対してSDDが小さいので、マウンタにSSDを組み込んでPCにセットするわけです。
3)USB-SATAケーブル
  内蔵HDD、SSDはSATAというコネクタで本体に接続するわけですが、
  組み込む前にUSBでPCに接続してSSDをフォーマットしたり色々準備しておくために必要になります。
4)失敗して起動しなかったときのための起動USBを作るためのUSBメモリ(32GBぐらい必要らしい)

1)が1万円ぐらい、2)が1000円ぐらい、3)は前にHDD交換したときのがあったんで購入なしでした。
また4)は、失敗したときは、ゼロからの再インストールを覚悟して用意しませんでした。(USBが用意できなかったともいう)

画像2


HDDをSSDに換装する手順は以下になります。
現在使用している諸々のソフトや、作成した画像とか音楽とかのデーターを
まるっとそのまま使いたいわけで、こういう場合は
クローンと言って、HDDの内容を(OS,システム領域も含めて)全て完全にSSDにコピーして
換装後は換装前と全く同じ状態で使用できるようにします。

1)SSDをUSB-SATAケーブルでPCに接続します。
  スタートを右クリックしてデバイスマネージャーを開け、ディスクドライブにSSDがあることを確認します。
  SSDを右クリックしてプロパティを見て正常に動作してるか確認します。正常でなければドライバの更新してみます。
2)SSDのフォーマットをおこないます。
  スタートを右クリックしてディスクの管理を開けます。未割当になっているSSDを選択して、ディスクの初期化画面を出します。
  パーティションスタイル(MBRかGPTか)は移行元のディスクに合わせます。
  ファイルシステムはNTFS
  新品SSDならクイックフォーマットを選びます。
3)クローン作成
  今回SSDはSamsung製を買っていたので、SamsungのサイトからData Migrationというクローンツール(無償)を
  ダウンロードしていたのですが、何度やっても「一時的なエラーで処理を中断しました」のエラーが出て進まないので、
  EaseUS Todo Backup Freeというツールを使いました。前回、HDD交換のときにもおせわになったもの。
  バージョン13にアップデートののち、クローン実施しました。現在クローン作製はフリーの機能の範囲内でできました。
4)HDDをSSDに交換する。
  ネジを大量に外したり付けたりしないといけないので、
  100均等で仕切りのある薬ケースなど、ネジを分類して入れて置ける入れ物を用意しておくと、
  効率よく作業できるかと思います。
  ちなみにESPRIMOのような一体型のPCの分解方法は独特なことが多いので、
  Youtubeとかで分解方法を検索してみると、参考動画が見つかったりします。
  
  ESPRIMO旧モデルの例

  
5)動作確認
  SSDを接続した時点で、組み立て直す前に、起動確認だけしておくと良いかと思います。

手順1)~5)で数時間程度でした(クローン作製に結構時間がかかります)

結果
  動作に関しては全く問題ないです。(追記、HDD単位にアクティベートしているようなソフト、例えばVOCALOIDとか、があった場合、SSDに替わったことで再アクティベートが必要になります。)

 スピードは(実測していないですが)非常に速くなりました。  起動、シャットダウンも下手をすると10分近くかかっていたものが、ものの1分ぐらいで動きますし、フォトによる画像の表示も数分かかっていたものが1~2秒です。
  また、HDDのモーター回転とか物理的な動作も減るわけで、放熱とか電力消費とかも改善するでしょう。これでもう数年はこのPCを使い続けられるかなと思います。






















いいなと思ったら応援しよう!