小説とお散歩でお花見してきました(2024.04.04)
休日ハックさんの「いつも駅からだった」
小説の舞台と実際の街がリンクしているので、主人公の訪れたところをリアルで街歩きできるのが楽しい。しかもストーリーの中に謎解きも入っているのもおもしろい。1話だけで終わらずシリーズ化されていったので、新作が出るたび楽しみでした。気が付いたらもう第5話。でも、もうこれで完結なんですね。ちょっと寂しいな…。前回の府中編はこちら。
毎回京王線沿線の街が舞台となるのですが、最終章となる第5話は聖蹟桜ケ丘。この駅、何度か降りたことあります。ただ、ショッピングセンターに行くくらいだったので、街の中まで歩いたのは今回が初めてです。
JR武蔵野線で府中本町まで出てから南武線を使えば楽なのですが、前回の舞台となった府中の街を歩けば京王線の府中駅に行けるのよね。あの時は12月で寒い時期だたけれど、いまは春で桜が咲いている頃だし、花見を楽しみながら府中駅まで歩きました。
府中駅から各駅停車だと3駅めで聖蹟桜ヶ丘に到着。駅のラックにも少しですが冊子を見つけたのでもらってきました。駅前に座れそうな場所があったので、そこに腰かけて冊子を読みました。読んだ後、ショッピングセンターのB館から入って、謎解きの手紙をもらいました。
ショッピングセンターを出ると多摩川に向かって歩きました。河川敷には親子連れなどお散歩している人もいたし、チュロスやプリンを販売しているキッチンカーも出ていました。多摩川にかかる橋がすぐそばにあり、橋を渡る京王線の列車がよく見えるし、撮り鉄にもちょうどいいです。
河川敷のそばにカフェを見つけたので、そこで謎解きすることにしました。このカフェ、朝から営業しているので、午前中から街歩きしても寄り道できるのは嬉しいですね。
これが本当に無料の謎?と思うような凝った作りでおもしろい謎でした。簡単かと思いきや、なかなか難しかったです。なんとか解けたところでカフェを出て、指示された場所へ向かいました。たどり着いた場所でクリアとなり、ポストカードをもらいました。
じっくり謎解きしたし、のんびり歩いていたので、気が付くともうお昼近い時間になっていました。冊子についていたクーポンを使ってランチをとることにしました。
レストランの近くのケーキ屋さんで使えるクーポンもついていたので、そこでパウンドケーキを買いました。近くなら生菓子のケーキを買いたいところですが、遠いので持ち帰りやすいものを選びました。
帰りは京王線で府中まで戻り、府中駅から武蔵野線の府中本町駅まで歩きました。途中で小説にも出てきた、こぐま屋珈琲店に寄りました。ここでアンケートに回答してサイドストーリーを読みました。
自宅に帰った後で朗読を聴きながらストーリーを読み返しました。いままでの4つの話がつながります。毎回登場していた、謎の駅員さんの正体も明かされます。読んでいて涙が出てきました。ハンカチくらいは用意していたほうがよさそうです。小説を読んで、実際に舞台となる街を歩く追体験。主人公の訪れた場所に実際に行ってみるのっておもしろい。聖地を訪れるような感じでしょうか。楽しかったです。
お土産に買ってきたパウンドケーキ、ウイークエンドだなんて変わった名前だなぁ、と思っていたら、そういう名前のレモンのケーキがあるらしい。週末を過ごす大切な人と一緒に食べるケーキ、なのだとか。甘すぎず、レモンが爽やかで美味しかったです。名前の通り週末に、主人と二人でいただきました。第5話で出てきたチョコレートケーキも気になったけど、さすがに電車に長々と乗って持ち帰るわけにもいかなくて買いませんでした(^^;
桜の咲いている時期って短いもので、満開になると散り始めて、葉桜になってしまう。ちょうど桜が咲いている時に街歩きできてよかったです。