Blue Prism ロボット構築の ベストプラクティス
はい、以前運営していた別ブログで登場したのでご存知の方も居らっしゃるかもしれませんが、改めましてこんにちは ジャナイホー です。
今回noteへの投稿ということで、改めての掲載となりますが、Blue Prismロボット構築のベストプラクティスを紹介したいと思います。
え?既に読んだことある?
まぁ、そうおっしゃらず。
Blue Prismは業務自動化の分野で20年の事業実績があり、そこで培われた知識や経験を体系化してお客様にお届けしています。製品をウナギとするならば、培ってきた知見は秘伝のタレとでもなりますでしょうか。ちょっとのことでは真似ができない奥深ーいノウハウになっている訳です。
さて、そのなかでも色褪せることなく、むしろ自動化を成功させるための要件として、いっそう注目されているロボット開発のベストプラクティスをお届けします。既に開発に取り組まれている方も、これから開発を担当することになる方にもお役立ていただけると思いますので、ぜひシリーズにご期待ください。
開発ベストプラクティス
どんなツールにも、ベストプラクティスというものが存在します。
Blue Prismでロボットを構築することは、決して難しいことではありません。
Blue Prismも例外ではありません。簡単に出来るからこそ、ベストプラクティスを知っているか知らないか、が重要な分かれ道になってきたりします。
Blue Prismの開発ベストプラクティスは、以下を目的としています。
1. 無人化を達成できる、高度なロボットを構築する(耐障害性、回復性)
2. 同時に複数プロセスを複数ロボットで並列稼働させる(拡張性)
3. 部品の再利用を促進し、開発・メンテナンスの生産性を向上する(再利用性)
耐障害性、回復性 - 無人化を実現しよう
せっかくRPAで業務自動化を実現しようとしたのに、毎日毎日トラブルでロボットが止まってしまって、対応にてんやわんやになる、というようだと、本末転倒ですよね。。。
「ロボットプロセスが途中で止まらない=業務を止めない」「想定外のエラーが発生しても、リカバリーがしやすい」「そもそも、落ちない」。。。こんなロボットの構築を目指しましょう。
Blue Prismなら可能です。
拡張性 - 処理データが増大しても大丈夫。複数の暇なロボットに処理を分散させよう
最初は、自分の日々の業務の自動化だけで充分だったかもしれません。でも仕事は、出来る人間により多く集まる傾向にあります。「働き方改革」という掛け声なんぞ、どこ吹く風、です。いや、「改革」が進めば進むほど、なのかもしれません。
そんなとき、一度構築したロボット、プロセスをコピーして似たような業務を担わせますか?
Blue Prismではそんなやり方、「スケーラブル」とは言いません。
デキルロボットを作りましょう。
再利用性 - 共通部品でメンテナンス工数を低減しよう
一度作ったロボットの部品、これをコピー&ペーストで、他のロボットで利用できるようにする。まぁ、いいでしょう。開発生産性向上?その通りです。当たり前です。
じゃぁ、5個も10個も、コピー&ペーストとかしてロボット作って、ターゲットアプリケーションの画面仕様が変更になりました。そのときに、何が起こるでしょう。全部のロボットに対して、同じ修正作業を施しますか。
言わせて下さい。
ダサいです。
悪夢です。
アプリケーションの仕様なんて、このご時世、変わることは前提で考えましょう。
Blue Prismベストプラクティスに則ってロボットを作れば、時間が経てば経つほど、拡がれば拡がるほど、そのうまみを享受できます。
まとめ
もちろん、Blue Prismのロボット開発は、こんな難しいことを考えなくても、すぐに簡単に始められます。決して、ベストプラクティスを実装しないと開発できない、わけではありません。
でも、もし、保守運用の手間や工数に悩んでいる、チーム生産性に課題がある、ということであれば、ベストプラクティスを学ぶことで、解決できることが多くあります。
Blue Prismとそのベストプラクティスは、開発者の味方です。
次回以降で、構築編と設計編でベストプラクティスを語っていきます。
※本投稿は、別ブログで掲載・公開していた内容に加筆・修正を加え再掲載しています。