Blue Prism 7.1 リリース!
ついに Blue Prism 7.1(Hub, Control Room 4.6 を含む)がリリースされました。バージョン7.xとして、はじめてのマイナーアップデートとなります。今後、バージョン6 からの移行も増えていくのではないでしょうか。ぜひ、ご相談ください。
何が強化されたのか?
このリリースでは、下記のような機能が強化されています。詳しくは、リリースノートを参照してください。
Active Directory の統合
Active Directory を活用したログインの強化により、ユーザーの操作性とセキュリティが向上しています。
たとえば、Active Directory セキュリティグループメンバーシップを介して役割を割り当てるには、単一の共通 Active Directory フォレスト内のユーザーのみサポートされていましたが、複数のフォレストからのユーザーをサポートするようになりました。
また、「[解決策] 2022年1月11日リリース Windows updates による Blue Prism 認証失敗について」に記載ある回避策に関連する新しい設定も含まれています。
Citrix 統合
アプリケーションモデラーで選択できるアプリケーションのタイプに制限がありましたが、Javaベースアプリケーションやメインフレームアプリケーション含めて選べるようになりました。
また、仮想デスクトップ側に Blue Prism をすべてインストールする必要が無くなり、Citrix エージェントのみをインストールすることができるようになりました。これにより、より小さなインストール領域での利用が可能になっています。
Citrix Virtual Desktops を活用してインターネット分離(Web分離)を実現している環境での自動化を本格的に検討いただけるのではないかと思います。
光学式文字認識(OCR)
読み取りステージに、新しいテキスト認識(OCR Plus)が追加され、前景色と背景色を自動的に識別するなど、文字認識の機能が強化されています。
文字認識の機能は、リモートデスクトップの操作の自動化など、表示される画像から要素を認識する必要がある場合に利用します。(Surface Automationという言葉で総称され、スパイモードのひとつである領域モードで要素を認識させる)
OCR Plus には、一見同一の文字(文字Oオーと数字0ゼロ や 大文字Iアイと小文字lエル など)があり、認識があいまいなと判断された場合に、正規表現によって解消することができます。
「あいまいな正規表現パターン」に、値 "[A-Z][a-z]*"(大文字の後に小文字がつづく正規表現)を入力することで、(0)番の正しい文字列 Additional を認識することができます。
Hub - Control Room
複数の Blue Prism 環境を接続をサポートするようになりました。また、監査項目が追加され、ブラウザベースの操作についてもより詳しく記録できるようになりました。
Blue Prism API - Control Room
APIで、セッションの操作ができるようになりました。これによりインタラクティブクライアントのコントロールルームで、プロセスをリソースにドラッグ&ドロップして、プロセスを実行するのと同様の操作をAPIで実行することができるようになります。(インタラクティブクライアントでは、右クリックで Pending(保留)から開始します。Blue Prism API では、ステータスの変更をします。)
API で他のアプリケーションから Blue Prism を実行することができるようになりますので、自動化の範囲を広げることができるのではないかと思います。良いアイデアがありましたら、ぜひ教えてください。
さっそく試してみよう!
ドキュメント
日本語化については、準備中となっておりますが、こちらをご覧ください。
ダウンロード
インストーラは、こちらからダウンロードできます。6.x のライセンスは利用できません。7.x のライセンスが必要となります。担当の Blue Prism 営業 または、パートナー様にご相談ください。
最後に
今回は、まずは Blue Prism 7.1 リリースのご連絡をさせていただく記事を書きました。改めて別の機会に機能の詳細をご紹介させていただきます!