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イギリス Nottingham 記憶3
強制帰国
イギリスは観光として6ヶ月の滞在が許されている延長や長期滞在には然るべき許可を得なければならない!就労許可や留学のための学生ビザなどが有る、もっと他のアーティストビザとかあるみたいだけど縁がない。
話せば長くなるので、端折るが、ビザの書類の手違いにて一度日本に戻らなくてはならない時があった。強制帰国の日、指定された航空カウンターで待つ様に指示されたが何のアクションもアナウンスもない、しばらくしてこちらから『日本行きの飛行機もう出発しますよね?』と言うと焦った様にカウンターにいた女性が動き出す。女性はすっかり忘れていたのだ。慌てて電話をして別の航空会社に話を通しどうやらこの身を引き渡されることになった。JALに。
JALの地上アシスタント女性は愛想が良かった、『あのぉ、私強制帰国させられるんですよね、』と言うとニコッと笑みを浮かべて『そうです、でもよくあることなんですよ、近くないから大半ですよね〜ニコッ』こう言う時の笑顔って救われる気がする。この事がパスポートに反映されて海外に行く度に引っかかるのではないか、又はセキュリティーチェックで赤ランプが付いてしまうのではないか!と心配したが取り越し苦労だった。この様な事ではとにかく空港のある部屋で待たされる、4時間も5時間ももしかしたらもっとかもしれない、今はその時間に耐えられる気がしない。もっともビザ取得も手順通り必要書類を揃え指定された証明を準備し領事館でポンッとスタンプ貰うだけなのだが、その時は何か書類が足りなかったからなんだろな。後こんな事もある、イミグレーションで少しでも反抗的な態度を取ると大体止められるそうだ。
日曜日のパブランチ
ほとんどの人がイギリス料理は美味しくないと言う。イギリス料理は確かにこれだ!と言うメニューが無い。私はイギリスでの料理は合うか合わないかでは無いかな、と思った。
朝の定番 薄くて焼き過ぎたトースト、目玉焼き、ソーセージ、ビーンズ、焼いたトマトにマッシュルーム、確かにビーンズは慣れることが必要かもしれない、トーストもなんであんなに焼いちゃうのか、ソーセージはパリッとしてない、トマトが焼いてあるフレッシュじゃない、など今までこの様にして食べる歴史が自分には無かったから、こんな風にしちゃうのか!?こういうのかけちゃうの?これはやっぱりマズイよ!醤油でしょ?になるのかもしれないね。ハードに焼くのがイギリスのトースト、ぐにゃっとしているのがイギリスのソーセージ、トマトも焼いてしまうのもイギリス。
ローストビーフ、チキン、ポーク、ターキー、パブランチで食べられるローストシリーズだ、これにたっぷりの焼き野菜を添えてグレービーソースを好きなだけかけて頂く。順番に並んで番が来ると注文と同時に目の前で切ってくれる。前の人に習って注文してみようかな、、ポークかな、チキンかな?なんと、全種類少しずつ盛ってくれない?と言ってる、そんな注文も受けてくれるのだな。嬉しいことはこの様な熱い料理の時は必ずお皿を温めてくれる、ランチ価格は低めだ、量も多くお得。それとパイと呼ばれる温かい料理がある、パイ生地を使ってるわけでは無く被さっていればパイと呼ぶ、フィッシュパイは魚介類と野菜を焼いたものにマッシュポテトの蓋をしてチーズをかけて焼く、想像通り美味しいの、ミートパイもね、お店によってはド偉く脂っこいのだけど風味もよく癖になる感じ。太る。
短い夏の日差し、人々がパブに集まりゆっくりランチを楽しむ、食べない人はカウンターバーでビールを飲む、立ち飲みね。お気に入りのフットボールチームのユニフォームにジーンズ姿のお父さんたち、大体は痩せてない、パブランチにはいつかまた行きたい。
つづく
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