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LM ロードマチック5606-8130

先日、リューズが全く機能しない状態だったロードマチック、裏輪列を全てバラして再組み立てを行いました。問題の原因だったかんぬきをつづみ車の溝にきっちり合わせ、注油を行いながら組み立て直しました。その結果、日付や曜日の調整もスムーズにできるようになり、リューズも軽快に回るようになりました。無事に修理を終えました。

完成品を改めて見てみると、思ったよりケースに傷が残りました。しかし、最初はもっと傷だらけでくすんだ状態だったことを考えると、こんなところと思います。磨きすぎるとケースが痩せてしまう問題もあるので、このくらいで良しとしました。

何とも言えない青

タイムグラファーでの計測も合格点。修理後の状態には満足しています。このロードマチックは私が購入した地点で最初からベルトが付いていませんでした。そのため、過去に所有していたジャンク品のロードマチックからステンレスベルトを探して試してみたのですが、このモデルには合うものが見つかりませんでした。

ロードマチックのステンレスベルトには多くの種類があり、クラスプの形状などが微妙に異なります。同じようなデザインなのに細かい違いが多く、デザインを統一すれば生産時のコストも抑えられたのではないかと思いますが、謎です。結局、今回はグレーの革ベルトを合わせることにしました。ブルーの文字盤にグレーの革ベルトという組み合わせは、爽やかでおしゃれな印象を与えるのではないでしょうか?

クラスプの形が少しずつ 違う

私は現在海外の常夏の地域に住んでいますが、ブルーは年中人気のある色だと思います。この珍しいブルーのダイヤルは、きっと購入希望者の目に留まるだろうと期待しています。改めてロードマチックを眺めると、カラフルで可愛らしいデザインに心を惹かれます。決して高級感のある時計ではありませんが、このおもちゃ感が魅力だと思います。
ロードマチックの修理を終え、この時計が新しいオーナーのもとでまた輝くことを願っています。


レザーベルトも合うと思います。
若めのヴィンテージ好きなおしゃれな子に着けて欲しい。

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