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セイコー 56系 LM ロードマチック

この56系は、日付ありや日付・曜日ありのモデルが多いのですが、日付曜日なしのモデルを探そうとすると、数が少ないです。

このロードマチックは、私がヴィンテージ時計に興味を持つきっかけとなった一本です。最初にInstagramか何かでヴィンテージのセイコー ロードマチックを見た時、確かすごくカラフルなデザインの時計だったと思います。「なんだこの時計は」と驚き、1970年代らしいデザインに強烈な興味を持ったのを覚えています。それから、カラフルなダイヤルのものからシンプルなものまで、いろいろなLM ロードマチックを集めました。


カラフルなモデルはカットガラスが多い

特に気に入っているのは日付曜日なしのモデルです。日付や曜日がないシンプルさが可愛らしく、個人的に魅力を感じています。また、この56系のムーブメントは、私がオーバーホールの練習として初めて触った機械でもあります。練習用にこのムーブメントを選んだ理由は、比較的安価で球数も多く、デザイン的にも全体的に気に入っていたこと、さらにケース形状やダイヤルのデザインが多様で、コレクション性が高いからです。


よりシンプルな日付曜日なし、LMロゴ、ダイヤルの数字はプリントではなくアップライト


LM ロードマチックには本当にいろいろな形やデザインのモデルがあり、集め甲斐があります。さらに、この56系のムーブメントは、振動数が異なるだけで、構造的にはキングセイコーやグランドセイコーにも使われていた、非常に信頼性の高いものです。自分で何個もオーバーホールして触れているうちに、機械自体に愛着が湧き、今ではこの56系のムーブメントが大好きになりました。

日付、曜日の切替機構が壊れているものが多い点を除いて。

最近では、セイコーの人気が海外でも高まっています。特にグランドセイコーやキングセイコーに興味を持つ外国人が増えているようです。もちろん、日本国内でもファンは増えています。しかし、年々玉数が少なくなり、グランドセイコーやキングセイコーはヴィンテージモデルであっても値段が高騰しています。ファーストモデルやセカンドモデルになると、さらに高額で手に入りづらい状況です。


そのような中で、ロードマチックは比較的安価で手が出しやすく、デザインも優れていると思います。現時点では球数が多いですが、今後は人気が上がり、値段も現在よりは上昇するのではないかと考えています。将来的な販売も視野に入れ、多角的に見ても、ロードマチックは練習用や趣味かつ投資として最適な選択だったと思います。




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