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セイコー LM ロードマチックのカットガラス 問題

相変わらず今日もLMです。
振り角150度前後とあまりに振り角が小さかったので、オーバーホールしてみる事にしました。
ついでにケースも磨きました。その際、カットガラスの傷が想像以上についていることに気づきました。

時計の風防は、文字盤が付いた状態よりも、ムーブメントと文字盤を外したガラス単体のほうがガラスの傷がはっきり見えます。パッと見た感じではある程度綺麗かなと思っていましたが、明るい場所でいろいろな角度から確認すると、かなりの数の傷がついていることが分かりました。

このカットガラスを交換する場合、ヤフオクなどで探すと結構高値で取引されています。ただ、普通のドーム型やフラットのガラス風防に交換してしまうと、このモデルの良さが引き立たない気がします。このモデルはやはりカットガラスがあってこそだと思います。ヤフオクで新品のカットガラス社外品が8000円ほどで出ていましたが、現在、交換するかどうか迷っています。

オーバーホール後は振り角も改善され、ケースの状態も良いので、ガラスを新品にすれば時計全体が見違えるようになると思います。ただし、交換コストを考えると悩むところです。

このモデルのグレーのグラデーションデザインは面白いと感じます。ただ、実際に頻繁に使うかというと使わないだろうと思います。それでも、このデザインが好きな人はいると思うので、カットガラスが新品であれば、売却時にもアピールポイントになるでしょう。ただ、8000円で買って交換した場合、売却価格との兼ね合いは微妙なラインになりますね。

それにしても、状態の良いカットガラスのモデルを見つけるのは難しいと改めて感じました。ぱっと見は綺麗でも、今回のようによく見ると無数の傷があることがほとんどです。過去に時計用のサファイアクリスタルの傷消しコンパウンドのようなもの(ドイツ製)を使ったこともありますが、カットガラスにはあまり効果がなく、細かい傷でも消しきれないのが痛いところです。

ただ、このカットガラスには独特の雰囲気があり、70年代っぽいデザインを好む人で癖のある感じが好きな人には魅力的だと思います。もしも新品のカットガラスがもっと安価で手に入ればな。。

ロードマチック(LM)シリーズの魅力は、この時代ならではの癖のあるデザインと雰囲気にあると思います。特に、初めて目を引いたのは、このカットガラスとグラデーション文字盤の組み合わせでした。いくつか購入してみたものの、日常的に使う機会は少ないですが、最初に見たときのインパクトは今でも鮮明に覚えています。

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