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1minute七十二候 鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう)

少暑<末候>
7月17日から7月21日頃

鷹の幼鳥たちが、巣立ちに備えて飛び方や獲物の捕まえ方を覚える頃という意味合いのこの時期。山あいでは練習を繰り返している鷹の子供たちの様子が見受けられるそう。鋭い目つきで悠々と空を飛ぶ鷹、そんな彼らにも子供の時期があり親に教わって一生懸命飛ぶ練習をしている事を想像すると、なんだか微笑ましいですね。

例年通りであればこの時期に梅雨明けとなり、暑さも本格的になります。そしてこの時期、京都の町で目玉となるのは「山鉾巡行」。前祭では鉾7基と傘鉾2基、曳山1基、舁山13基の合計23基が四条烏丸交差点に集まり曳き回しが行われます。また夕方には八坂神社から御旅所に御神輿が渡御する「神幸祭」もあり、夏の暑さとともに祇園祭の盛り上がりもピークに達します。

また、年に4回ある土用のうち最も親しまれている「夏の土用」に入るのもこの時期です。 江戸時代の蘭学者・平賀源内のアイデアによって始まったとされる鰻を食べる習慣。他にも「う」のつく食べものとして疲労回復効果のある梅干しや、消化に良いうどん、溜まった熱を逃す効果のある瓜なども良いですね。 心身を労わって元気に夏を乗り切りましょう。

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七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。

What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.


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