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大体週末日記(2024年8月17・18日)

【8月17日】
基本的に東京をウロウロしていることが多いのだけれど、夏くらいは世間並みに遠出の1回でもしておいた方が間が持つだろうということで、5年ぶりに浜松が誇るジャズ喫茶の名店・Tournez La Page(トゥルネラパージュ)を再訪することにした。5年前は新幹線だったけど、今回はマイカーである(東名高速道路はそれほど苦労しなかったけど、やはり首都高速を走るのが難しい)。
このお店は、個人的に2大遠方からでも訪れるべきジャズ喫茶のうちの一つだと思っている(ちなみにもう一つは岩手県一関のベイシー)。ドイツのアヴァンギャルド・アコースティック社の大型スピーカーは国内でもなかなかないんじゃないかと思うし、なぜかスピーカー上部の大型モニターでバスター・キートンの無声映画を流しているのもなんだかかっこいい。5年前に来た時は案外空いていたと記憶しているんだけれども、この間に「JAZZ KISSA」が世界的に盛り上がってきたことも映じてか(結構英語でジャズ喫茶を対象とした写真集とか、記事が出ているんです、今)、店内は外国人観光客も含めてお客さんで一杯であった。
夕方に街をふらふらと歩き、遠鉄百貨店やらビックカメラやらを覗く。食に楽しみを見出すタイプではない(これは最近気がついた)んだけど、一応駅に入っているお店で浜松餃子を食べる。

【8月18日】
朝一で楽器博物館を再訪。ここは、あらゆる楽器が収集されている楽しい博物館で、特に世界中の民族楽器と鍵盤楽器が充実している。チェンバロやピアノ(しかも、ピアノはハンマー方式が3段階くらいで進化してきたんだけど、そのそれぞれの段階も含めて)のカットモデル(メカニズムが見えるように鍵盤とその先の機械を側面から見えるように作られたモデル)で実際に音を出すことができて、両者の発声原理がかなりちがう(チェンバロは弦を弾くのに対してピアノは叩く)ことなんかがよくわかる。あと、シンセサイザーの展示は世界的にもかなりのものなのではないかと思う。
渋滞がひどくなる前に浜松を発ち、帰京。途中駒門というPAで休憩したが、ここには2年前まで高速道路のPAで最古の売店があったことで有名らしい。夜にちょっと有楽町へ出かける。


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