マイベストとマイワーストを決めろ!
こんにちは。絶賛、夏休みの最後に宿題めちゃくちゃ詰め込んでやってる感じで『勝てるデザイン』の巻末ワークをしています。
養成ギプスに参加したいと思っているので、3月末まで全部のワークを実施してnoteに書き上げます。
言い聞かせるように、やっております。
03 マイベストとマイワーストを決めろ!
集めたデザイン1000例の中から、マイベスト10とマイワースト10を選びました。
マイベスト10
1| CD Sigur ros『Takk…』
紙ジャケットに、古い洋書のような色とデザイン。CDジャケットの素材からイラスト、バンド、楽曲全ての世界観が一貫してる。
2| ポスター 坊ちゃん文学賞
空と塀の2分割で、画像の中に文字はコピーだけ。シンプルなのに、一つ一つのアイテムが効いてメッセージを受け取りやすい。
文字が少ない分、余白に自分の想いを書きなぐりたくなる。
3| 本『ババァ、ノックしろよ!』
タイトルの言葉を言う3秒前。しかも視点は「ババァ」の方。イラストの構図と時間設定が、見ている人の「わかる」をより強くしている。
4| フライヤー パンタステーション
フォントとイラストがゆるい。パンの売買より、イベントへの参加を目的としたフライヤーに感じる。
5| ポスター STOP DV
白黒のイラストの中で、目立たせるための赤色を使用している。色と位置のズレだけで、重要なことを瞬時にわからせる
6| 本『毎日たべたい”ごはんのような”クッキーとビスケットの本』なかしましほ
タイトルが魅力的すぎる。表紙写真が「もしかしたらありえるかも」と思わせる素朴さがある。
7| POP SUGAO
具体的なターゲットが想像できるPOP。商品名、手書き風フォント、コピー、イメージモデル、写真のシチュエーション、全てが同じ方向を向いている。
8| バナー Zoff
「更に見やすくなった」ということがすぐわかる。また、眼鏡のフレームがその中の文字を見せる。
9| パッケージ FROSTED FLAKES
キャラクターも現代風にアップデートされるものが多いが、レトロバージョンの方が、尖った部分もありかわいい。
このトラは目が緑で、笑っているのに猟奇的で怖い。
10| ポスター 愛媛県
自虐的なコピーが問いかける言葉に、「うん」とうなづきながら、行ってみたいなと思わせる。
良いデザインは、ぱっと見で伝わる!
前田さんは勝てるデザインの定義の一つを「一撃でわかるデザイン」としています。良いデザインは一撃で伝わるものだと、デザイン1000例を食らって実感しました。
届けたい人に一撃で伝わるから、届く。一撃でわかるから、意識できるものになって認識できる。
一撃で仕留めるために
①相手を調べる
一撃を仕掛ける相手について、知る。相手目掛けて、1番効くところに打つ!
② 技を固める
コンセプトがしっかり固まっているので、繰り出す技に迷いが無い。
一撃はワンメッセージ。
③場所とタイミングを外さない
いつどこで一撃を繰り出すかを考えて、待ち伏せするか追いかける。
④自分ごとにさせる
一撃を自分に向けられた、と思わせる。返事をする、応戦する、握手するなど行動を起こさせる、言葉がある。
『勝てるデザイン』にもあったような気づきですが、自分でベスト10を作ることで、やっと意味がわかった気がする。
マイベストなので、イラストや手描き感があるものがすきだという私の好みもダダ漏れですね。
私が一撃で喰らってるんだから、ターゲットは私なので、そうなるか。偏ってる。
マイワースト10
1| POP ツヤ出しネール美容液
爪のことなのに、写真も色もなぜこれなんだろうか?と思う。使う人も状況も、何も想像ができない。
2| 折込チラシ 過払い金相談
クレジットカードの例を写真でたくさん掲載しているが、ほぼ同じに見えるので掲載する必要性がわからない。
3| 折込チラシ タマホーム
「大切なあなた」とあるが、自分事になりきれない。どんな「あなた」なのか、全くわからない。
4| チラシ イベント
メインの写真とイラストの部分が、無理やりねじ込んでいるように見える。配列の悪さで内容がはいってこない。
5| ポスター PS3
PSを歯で表していて、生理的に受け付けられないビジュアル。
6| ポスター コメダ珈琲
パッと見で、商品はどっち?という疑問がわく。
7| パッケージ FLYING MONKEY'S
どんなおもちゃで、どんな遊び方なのかわからない。
8| POP AvanTime
Mattさんに目がいってしまう。美肌のイメージというより、化粧テクニックのイメージが強いので商品とはミスマッチな気がする。
9| ポスター
ラーメンが美味しそうに見えない。文字も読みづらい。そもそも何のポスターなのかわからない。
10| 構内広告 皮フ科クリニック
皮膚科で「肌をきれいにする」のに、前面に文字を持ってくることで先生の顔も肌もあまりよく見えない。
わからないことが多い
なぜこの写真なんだろう?なぜこのフォントなんだろう?色や配置も合っていなくてちょっと気持ち悪くないか?
疑問で止まってしまって、そこから進めない。内容が入ってこない。
ベストとワーストを決めて
デザイン1000例を集めて、ベスト50とワースト50をグループ分けして、その中で更に10に絞る。
決めると言う作業は、結構な体力が必要でした。直感で選んだ後に、なぜ良いと思ったか、悪いと思ったかを自分に聞いていく。なかなか言葉にできない部分もあったけれど、「そんなこと考えてたんだな」と直感に自分の意思が確実に働いていて新しい発見がありました。
手書き風が好きで、ボード作りも手書きでしてしまった。
本当はこれを目指してたんやけど…なかなかうまくいかないものですね。
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