答えのない旅
働くようになってもうかれこれ25年ほど経った。はじめのうちは薄めのブリーフケースで仕事をしていたけど、小型になり始めたと言いながらも十分に大型だった当時の分厚いラップトップを収納するためにはそれなりのサイズのカバンが必要だということで、大きめのものを選んでみたり、当時の会社から支給されていたパイロットバッグを、手のひらにマメを作りながら持ち運んでみたり。
そしてリュックに出会った。まだあの頃はビジネスシーンでリュックというのはそれほど主流じゃなかったような記憶がある。海外ブランドのものが多く、デザインも無骨。でも、手のひらにできたマメから開放されてとても幸せだった。
でも次は背中のムレが気になり始めた。汗っかきの自分にとって、リュックを背負い続けることで、背中がずっとムレ、そして汗をかき、シャツが汗でべったり濡れる。そんな負のスパイラルに悩まされることになった。
背中がムレにくいリュックがあると聞けば買い、そして結局背中のムレからは開放されず、そしてまた新しいものを買い、そしてムレを感じて使うのをやめ。一体いつになったらこのスパイラルから抜け出せるのだろう。
そして先日、また新しいリュックを買ってしまった。だってインスタグラムを見ていたら広告でSALE中って出てくるんだもの。
今後はTUMIのリュック。30%オフとはいえ高級品だ。自分にとっては4つ目のTUMI。今度こそ、長く愛用できるリュックであると嬉しいんだけど。
(ちょっと大袈裟だけど)答えのない旅をそろそろ終わらせたい。