お水が美味しいと感じること
何でもそうですが当たり前になると、人は感動もしなければ、感謝もしない。
うちの水は、生まれたときから井戸水です。
夏は冷たく、冬は温かく感じます。
子どもの頃は、普通に美味しいと感じたものでも、他の飲みものを知り大人になると贅沢にもなりそうでもなくなります。
私も大人になりうつ病になり、何も美味しく感じることができなくなりました。食事のご飯は砂を噛んでるみたいに何も感じませんでした。本当に少しずつですがよくなるまでは、水も美味しく感じませんでした。
水の美味しさに気づかないくらい鈍感になっていたんです。
薬を飲むたび、喉が渇くたび水を飲みます。
今は、美味しいと感じて毎回嬉しくなります。
教育実習の時の話になりますが、運動会の練習で子どもたちが汗をいっぱいかきながら、休憩時間に校舎にある外の水飲み場に長蛇の列をつくって水分補給をしているとき、私に美味しい冷たい水がでる水道の蛇口が一つある水飲み場の場所があるから、先生絶対に飲んで感想聞かせてと言われたときは、子どもの真っ直ぐな気持ちといじらしさにすごく戸惑うくらい嬉しかったし、実際本当に冷たくて美味しかった。
ちゃんと、感想とお礼を子どもたちに伝えたけど。あらためてお礼を言いたくなったので。
あなたたちのことを想いだしたら、ますますお水が美味しくなりました。
ありがとう。子どもたち。
キレイな子どもの想いと私のキレイな想い出です。