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カナう、キボウする

喉の奥の方に何かつかえるものがあって、実際には何もないとわかっていて。でも上手く息が出来ない。
何かがなければこんなふうにはならないのだけれど、それが「これ」だと認めるのが怖いのかもしれない。
凹んでいる、のかな。
気持ちが落ちてはいるんだろうな。
凹んでいるのか自分でもよくわからないと言ったけど、逃げているだけなのかもしれない。認めるのが嫌なんだろうな。
認めたら、もっと落ちるのもわかってる。一度そうならないと先に進めないのもわかってる。だから、凹むことが悪いことじゃないのも、自分だけがそう考えてしまう訳じゃないこともわかってる。

ただ、怖い。

表面化していないだけの傷の状態を気軽に触れて欲しくない。詮索されたくない。何も訊かれたくない。言わなくてもわかって欲しいというのは甘えだけど、それでも安易な言葉は聞きたくない。
自分が話せる人に話を聞いて欲しい。今はそう思うのが君だった。
そんなワガママを聞いて欲しいと願ってしまった。

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