消化と昇華
同じこと、同じものが好きだとわかると、どうしても嬉しくなってしまう。それは当たり前のことなのか、誰しもそういうものなのか。
自分の好きと君の好きが同じだった時、夢中になって話をしてしまう。例えば日常の風景に、何処かノスタルジックな気持ちを抱いていたこととか、瞬間を切り取った時の満足感とか、でも本当に見えている景色は映し出せない切なさとか。そういうことを口に出さなくとも、お互いにわかるんだと感じ取れるから。
自分が見ているものを見て貰いたいし、君が見ているものを見せて貰いたい。今まで同じ感覚をもって過ごしていたんだって、知ることができるから。
きっと君も好きだろうなって考えながら、新しく形にしたものを見せて、それを気に入って貰えたら、それはとても嬉しくて幸せなことだから。そうやってすぐに触発されて動いたことだとしても、自分に嘘はついていないから。
それらがもし、行き場のない感情が辿り着いた結果だとしても、消さないで欲しいよ。