YMM4解説してきたマガジンのこれから+3年続けた振り返り【コラム】
このnoteも続けて早3年が経ちました。経っちゃいました。
自分用のYMM4の編集メモとしてはじめたこのnote、気づけば月間1万ビューを記録することになるとは露ほども……えっ、そんなに見ることありましたっけこのブログ……?
という数字を改めて見直して、現実味のなさにぽかーんとしてます。(そのままニコニコのフォローとYouTubeのチャンネル登録頂ければもっと嬉しいなーとか思ってません)
……はい。(落ち着きを取り戻す間)
改めてnoteが3年を迎えた、ということは動画投稿歴も3周年を迎えた、ということでもあります。なんだかんだで長いこと続いてますね。
その動画投稿も去年の年末にチャンネル登録者数1000人を迎えることができ、とてもいい年の納め方ができました。気ままにやってきながら1000人の大台に乗れたのは恵まれたことですね、大変ありがたいです。
年末? もう一月も半分を過ぎてるけど……? と報告タイミングに疑念が浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんが。
……いえ、この記念の機会をなんらかの記事にしたい気持ちはあったのですが。
でも、特に意識してやってきたことあったかなぁとか思ってたり……。
……というのもなんなので、このnoteの立ち位置の見直しもかねてすこし整理をしようと思い立ちました。というのが今回のお題目です。
今回はYMM4の解説ではなくコラム的なお話です。よければお付き合い下さいませ。
このYMM4解説記事の立ち位置
じつは、このnoteはこんな方針で運用していました。
想定する読者を初心者~中級者向けに絞る
基本操作はわかったけど、実際にどうやって動画を作るかわからない、みたいな方を想定した記事の構成にしてました。
応用が利きやすい内容にする
専門性が高い情報を並べるより、どこかで使えるような編集のコツみたいな情報発信を目指しました。
特に○○の作り方、というよりも仕組み側の説明を重点に置いて、原理を理解できれば応用ができるような形にまとめるようにしていました。
情報の即時性よりも正確な情報
前回追加された機能の解説、といったタイムリーな記事の更新はしない方針にしていました。
そもそも、私が書いているYMM4の解説記事というのは「なかったから作る」みたいな感じではじまったんですよね。
はじめての動画を編集していた頃、AviUtlとYMM3と諸々の連携ツールを手当たり次第に試していたのですが、どれもツールとしては古く、愕然としたんですよね。とにかく動画を作りたいだけなのにこんなに準備がいることはないだろう、と思っていました。
そんな中、YMM4のα版を見つけて、工夫して組み合わせて使えばVOICEROIDを使った動画を手軽に作れることがわかりました。この手軽さはもっと多くの人がやりたいことだろうなーと投稿初心者の身分で考えていたのがこのnoteを書きはじめたきっかけです。
そんな折、そして基本機能をあらかた説明し終わり、ふと次の記事の予定を立てようかと考えてみると、
次に解説することが思いつかなくなりました。
「触って10分でわかる機能を解説する必要ってないよね」と思ってしまうあたり、根っこは感覚派なんですよね、私。
そこから書いていて面白くない基本機能の解説も「まぁそのうち誰かやってくれるでしょ」とまだ見ぬ聖人さんに丸投げし、noteの解説は初心者~中級者ラインに絞ることにしました。
基本機能の解説や導入の仕方とかはいくらでも見つかるのですが、そのあとに欲しい情報って一気に減るんですよね。
また、YMM4は「画面をズームしたい」「場面切り替え(トランジション)を作りたい」という編集方法に直結した機能は提供されていません。
たいていの編集方法はエフェクトや機能を組み合わせないといけないため、端から把握していないとできないことが多くあります。何回か挙げたことがありますが、ここはYMM4のとっつきにくい点ですね。
(すっかり更新を忘れている)以下の記事に書かれている内容は現在もあまり変わってません。
あとはYMM4の機能は特に解説もなく追加されるため、どんなことに役立てるかが見当も付かない場面が出てきます。画面の複製とかグループ制御とか、初見だとなにに使う機能かわかりませんしね。
そういう分かりづらい、一工夫すればできる、みたいなことを解説する記事ならばほかと競合することもなく続けられるかな、と想像しました。
情報の専門性について
そんなYMMも音声エフェクトや映像系エフェクトの拡充により一般的な編集ツールとしても多機能なものになってきました。すごいですよね。
ただ、編集ツールとしての機能が増えてくるということは専門性が高くなっていきます。
動画編集で難しいことの一つとして、気にする要素の多さが上げられます。
キャラクター、画面の動き、デザイン、レイアウト、テンポ、ストーリや内容ー、音声加工などなど……。
専門性が高くなってくると一部の人にしか使えないものとなっていきます。そして正しい発信が難しくなっていきます。現状のYMMはここに位置してきており……私も記事にするのが難しくなってきました!
ところで2023年1月に追加された音声系エフェクトの数々の使い方、まるで用途を思いつかないですがどなたか解説しませんか?
これからのnoteの立ち位置について
というわけで専門性が高い機能が増えていくYMM4、正直私も全容を把握できなくなってきました。
どう扱えるかは都度調べつついるのですが、たいていは同じ結論に至ります。
「これは、無理に使わなくていいのでは?」というかんじの。
たとえば先述した音声加工エフェクトは今年の1月に増えました。
低音質化エフェクトと何かのエフェクトを組み合わせたりでトランシーバーのようなロボット化でトークソフトの声をロボットみたいにみたいな感じがありました。
でもそんな演出そんなに使わないよね……。
ということを考えるとあまり活用する機会が思いつかなかったのですね。YMM4は現状、波形表示に対応していないので見ながら調整できないのも手間ですしね。
これらを考えて思ったことは「もともと別ツールを使って編集にこだわっていた人がYMM4で完結させられるようになった」ことがすべてで、今まで活用する機会がなかった側からすると扱いの分からない機能がたくさん増える状態になるんじゃないかと思っています。実際私もそうですね。
解説という視点について
専門性が高くなってくることについて、もうすこし考えていることがありました。
解説という体をなすモノは、必ず投稿する人のフィルターを通している、ということです。
たとえば「あおもや」という投稿者は以下のような特徴を持っています。
投稿ジャンルはゲーム実況が中心で劇場寄りの表現も多め
どちらかというと静かめな動画が好み
編集は凝ることもあるがバランス重視
絵を描いていた経験もあってデザインやレイアウト系の知識を動画に活かしたい
社畜なので編集効率にこだわらないと死ぬ音楽知識はゼロ
これらの趣向の上で紹介された編集や演出になるとジャンルや雰囲気が絞られてしまいます。このため、私はなるべく多くの人に使える知識になるように一般化した編集技術を取り上げるようにしてきました。
ただ、冒頭でお話しした通り私の観点から作った解説動画や記事に価値を持って下さる方々が一定数いらっしゃるようになりました。とてもありがたいことですね。
それならば、YMM4が動画編集ツールとしての側面を強化されていくのにあわせて、解説内容もYMM4に限定しすぎず、私からの観点を「動画全体」をテーマに据えたものでも良いのかなと思いはじめました。
これからの記事の内容について
まぁ、主要なコンテンツは今まで上げてきた応用編のような何かであることは崩さないつもりではあります。
そして初心者向けの解説も、今後の動画投稿をはじめる人たち向けに残していけたら良いなぁと考えています。
前にやろうとしていたことをもうすこしちゃんと書くかんじですかね。(こっちも更新止まっていることに気づく)
なので今年の目標は、そういった記事を増やして更新するネタを増やせたら良いな、というものになりますね。
もうすこし、手軽に記事を書いて記事の拡充を図りたいですよね、思っては、いるのです……。
あとはTwitterに上げていたYMM4の編集メモみたいなのも一度まとめてnoteの解説にしないといけませんね。
とりあえず次回の題材としてふんわり考えているのは「(トークソフトの)動画投稿者のモチベーション+私の視点」「いいねや再生数などの数字との距離感」とかです。
モチベーションについてはTwitterでアンケート取ってみましたが、キャラ推しが原動力になっている方も多い様子。
こんなかんじで、もし私が知っていたり考えていることが別の人の役に立てるのなら、今後はなるべくいろんな情報をアウトプットできれば、と思っています。
すっかり長くなってしまいましたが、今後のnoteについてのご報告でした!
いろいろと手探りで進めていくことになると思いますが、これからも応援いただけると嬉しいです!