A.I.VOICEがやってくる　VOICEROID実況にYMM4を使いたい人のメモ【ゆっくりMovieMaker4】

来る明日、2月22日このマガジンの名前が変わるかもしれません。VOICEROIDがVOICEROIDでなくなるそのときに。

そんなことはないです。
というわけで今回は販売開始が翌日に迫るA.I.VOICEについての個人的な所感です。A.I.VOICEとYMM4の連携絡みは最後にお話ししますので興味がない方は飛ばして下さい。

ちなみにA.I.VOICEの愛称はアイボスっていうそうですよ。公式生放送で突如決まりました。

VOICEROIDがなくなる？

皆さんはA.I.VOICEの存在をご存じでしょうか？　

昨年12月頃に突如発表された個人向け音声読み上げ&ナレーション作成ソフト、それがA.I.VOICE。初回に選ばれたキャラクターは「琴葉 茜・葵」「伊織 弓鶴」の2つでした。

そうです、「琴葉 茜・葵」「伊織 弓鶴」はVOICEROIDとしてリリースされてきましたが、最新版は販売元がAHSから「エーアイ」に。製品シリーズもVOICEROIDから「A.I.VOICE」に変わるのです。

これを知ったときは衝撃でした。とにかく咄嗟に抱いた不安要素としては
・今後リリースされるキャラクターはどうなる？
・エディターは統一されるのか？
・自分が使っていたVOICEROIDもCeVIO AIとしてリリースされるんじゃないか？
という点でした。

三つ目を危惧したのは、そのすこし前の11月末頃に起きたクラウドファンディングの「小春六花 新ボイスロイド制作プロジェクト」突然のCeVIO AIへの変更発表が理由です。
こんな突然の変更、裏に事情が絡んでいないわけがありません。

その後の『結月ゆかり・紲星あかり誕生祭記念・公式生放送2020【結月ゆかり・紲星あかり】』では「CeVIO AI 結月ゆかり 麗」の全容の公開。

同じ時期にA.I.VOICEの発表がエーアイから、今までVOICEROIDを販売していたAHSからはCeVIO AIの発表が。VOICEROID2でリリースされていたキャラクターはどうなるんですか？　って思うのは誰しもが思うところだと思います。

最近になって、幸いこの疑問もある程度の帰着を見せてきました。
それが結月ゆかりと紲星あかりが「A.I.VOICE」としてリリースが決定されたことです。

結月ゆかりと紲星あかりが「A.I.VOICE™」としてリリース決定結月ゆかりと紲星あかりが「A.I.VOICE™」としてリリース決定 | VOCALOMAKETS

この発表によってVOICEROIDの後継はA.I.VOICEである、とある程度路線は見えてきたことになります。歌唱合成ソフトに関してはSynthesizer VとCeVIO AIで同様のことが起きてそうですけど……そっちの分野も大変そうですね……。

なお、最初に琴葉姉妹と伊織 弓鶴がリリースされたのは権利元の理由が大きそうです。VOICEROIDの中でエーアイがその権利元となっているからだそうですね。

ちなみに他のキャラクターたちは
・AHSが「弦巻 マキ」「桜乃そら」「月読 アイ」「月読 ショウタ」
・VOCALOMAKETSが「結月ゆかり」「紲星あかり」
・SSS合同会社が「東北ずん子」「東北きりたん」「東北イタコ」
・精華町が「京町セイカ」
などとなっているようです。これもうわかんないですね。

A.I.VOICEがVOICEROIDとどう変わったのか、などのお話は以下の解説動画が分かりやすかったです。

ということで今後VOICEROID実況を続けていく上ではA.I.VOICEの路線で大丈夫そうです。ただ新しくVOICEROID実況をはじめたい方にはA.I.VOICEを購入する流れは混乱を生みそうですね……。

で、YMM4は使えるの？

本日の本題。使えます。外部ツールも不要です。

A.I.VOICEのエディターはVOICEROID2からアップデートされており、その中で「音声ファイルパスの指定方法」があります。以下がその設定画面です。

ここのファイル名規則の中から「ボイス」と含まれている項目を選択すればユーザープリセット名で音声とテキストファイルを出力可能です。あとは通常通りYMM4のカスタムボイス機能を使って字幕の生成が可能です。

最後にすこしだけA.I.VOICEの特徴をご紹介しておきましょう。

A.I.VOICE最大の特徴としては別のキャラクターのボイスを合成することが出来る「フュージョン」機能です。これによって従来のキャラクターそれぞれの声だけでなく、合成によって色々な声のパターンが作れそうです。

(体験版の使用期限が切れていて全部黒いです)

先述した音声ファイルパスの出力機能のほかに、エディター側の進化点としては「ユーザープリセットのフィルター」機能やプリセットを「プロジェクト管理」できるようになったことでしょうか。これによりシリーズごとやボイスごとの管理がしやすくなりました。

詳しい連携周りの設定や感想などは製品版が届いてから日を改めてまとめる予定です。

まとめ

ちなみにA.I.VOICE、私は琴葉姉妹を予約済みです。
公式ストアでパッケージ版を予約するとアクリルスタンド付きで1万円強で買えるということで、即刻。冷静に考えてこれVOICEROID2の販売価格より安いです。いやVOICEROID2版は持ってるんですけど、今後の展開に期待して。

フュージョン要素はキャラ数が増えてくると新しい声質なども簡単に作れそうなので色々増えると良いですね。紲星あかりも販売されたらVOICEROID2から乗り換え予定です。それまではエディタが併存なのでちょっと効率が落ちるのが難点ですね。

とりあえずは明日A.I.VOICEが届いてから単発実況でも作りたいですね。これからどうなるVOICEROID。

それでは今回はこのあたりで。
最後までご覧頂きありがとうございました！