ビジネス統計スペシャリストExcelスタンダードを取りました
こんにちは。えんぶらー(@bluembler)です。
タイトルの通り、ビジネス統計スペシャリストの資格を取りました。
この資格は、エクセルにある統計解析の機能を用いて適切にデータを解析できる証です。
ベーシックとスペシャリストの2段階に分かれていますが、上位クラスの方ですね。
本職でもデータを扱うことが多いので「いけるやろ」の精神で挑戦してみたところ、見事に落ちて2回目で合格しました。
様々知らない単語やら馴染みのない解析法もあるし、内容が深いんです。
自戒の反省も込めて、範囲や勉強法、経験などを書き留めておきます。
出題範囲
色々出ますが、
統計の知識としては
・データの形式
質的・量的変数、時系列・クロスセッションデータ
・基本統計量〜ヒストグラム
平均、中央値、メディアン、標準誤差、標準偏差、標準化
・仮説検定
カイ2乗検定、t検定、F検定、一元配置分散分析、有意確率、偽陽性/偽陰性
・相関、回帰分析
ピアソンの相関分析、単回帰分析、重回帰分析、ダミー変数化、ロジスティクス回帰分析
エクセルの知識としては、
・基本的な関数
sum、average、count
・統計的な関数
stdev.p、stdev.s、chisq.test
・応用、複合的な関数
if、countif、sumif
・機能の知識
散布図(回帰式の挿入)、ヒストグラム、データ分析、ピポットテーブル
こんなところです。
統計知識については、
統計検定でいうと2級〜準1級の一部、品質管理検定でいうと3〜2級レベルです。
ただし、この2つの検定より範囲が狭く、エクセルでの計算になるため、内容に対する深い理解が求められます。
エクセルについては、使い慣れてるものからよく知らないものもありました。
これらの今挙げたことがざっくりでも説明出来るなら、受けてみるのもありかもしれません。
試験のあらまし
問題数は30問。制限時間は1時間。
選択肢形式とエクセルを使って計算する形式、それらを複合した形式の3種類です。
個人的には選択肢問題に苦労しました。
内容の掘り下げが深く、細かい点まで見逃せない問題が多い印象でした。
計算はエクセルがやってくれるので、使い方をマスターすればそんなに難しくないです。
勉強法
元々統計学は少しかじっていたのですが、大体30〜40時間くらいです。
エクセルは使い慣れているので問題ありませんでしたが、慣れてない人にはかなり厳しいかも。
教科書で復習、新たな知識の習得
教科書に付属したエクセルデータで実習
模擬テストを周回して苦手、曖昧な部分を復習
個人的に大事だと思ったのが模擬テスト。教科書の各章の末にある章末問題だけでは、ほぼ間違いなくテストに太刀打ちできません。
内容の深掘りに対応するには模擬テストが1番でした。これに慣れておけば似たような問題がほぼ全てです。
正直な話
・教科書だけで勉強して挑むのは無理
章末問題完璧にして初めて模擬テストやった時の点数の低さの絶望。商売上手いなー
でももう少し優しくしてほしかった。
・受験料高い
MOSみたいな資格持ってれば割引になりますが、それでも8800円はちょっと痛い。
・別に転職に必須ではない
別にこの資格に限った話ではないけど。
募集要項で必須というのは見たことがないし多分今後もない。
でも「興味があるから自分で勉強して取ろうと思った」という実績とアピールになるし、取ったら実力の証明にもなる。
マイナスにはならないよね。資格ってそんなもんじゃん?
・エクセルも自分もすげえ
本職ではもっと専門的なツールを使うからエクセルの統計解析に馴染みがなかった。でもいろいろできるんだね。エクセルすごいね。
今まで以上にデータに馴染みやすくなった気がする。自分すごいね。
そんなところです。
いつの時代も、情報に溢れるこの時代は特に、データを見て解釈する力は必要です。
QC検定や統計検定みたいに「なんで電卓でやらなきゃならんの」みたいな計算はエクセルに任せて、自分の解釈法を磨く。
そんな資格です。
すごく自分にはいい経験になりました。
さて、QC検定1級はいつになったら取れるんでしょうね…
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