2ページ目のnote:ブランド品と思い出を手放して…
はじめてのnoteにたくさんのスキ♡ありがとうございます。
今朝、散歩をしていると、夏も終わってしょぼんとうなだれた向日葵の中に、一本だけ太陽に向いて誇らしげに花を咲かせているのを見かけて元気をもらいました。
先日のこと。ひとまず金欠なので、リサイクルショップでブランドものを売り捌こうと、恥を捨ててバッグやらアクセサリーやらをかき集めて持って行ったのですが、35歳で起業して会社を大きくして、やっとの思いで手に入れたシャネルのマトラッセとのお別れはそれはそれは辛かったです。まあ、マトラッセには辛い思い出もあったので、その思い出と一緒にすっきり手放しました。モノは頑張ればいつでも買うことができますから。
でも、大学生の時にルイ・ヴィトンのシャンゼリゼ本店で買った、思い出のスピーディだけ手放せず連れて帰ってきました。
アルバイト代を貯めて大学一年生の夏休みに行ったイギリス・フランス旅行。東京の大学に地方から進学した私は、まだ見た目も田舎者全開だったのでしょう、ルイ・ヴィトン本店のモデルのように完璧な店員さんは、椅子にのけぞって、言われた商品を持ってきて机に置くだけでひと言も接客なし。当然、海外で日本流のおもてなしは期待できないのですが、念願のスピーディを手に入れたのになんだか浮かない気分でした。
私の母は新幹線や飛行機で旅行する時、デパート(街に1軒しかなかった)に行く時、いつもヒールのパンプスを履いて、ジャケットを羽織って、ばっちりメイクしてよそ行きの格好をしていました。その時に初めて、その意図がわかったような気がしたのです。外に出てナメられないためには、それなりのビジュアルが必要で、見た目の印象で周りからの扱いが変わることを学びました。
3つ目に作った会社はアパレルブランドでしたが、百貨店の店頭に立っているとき、ごく稀にすっぴんに寝巻きみたいな服装で来られたお客様がいらっしゃって、「試着していいですか」と聞かれた時はひどく動揺したものです。その人の魅力が見えてこないと、お似合いですとは口が裂けても言えず、サイズが合ってるかどうかの判断くらいしかできないからです。
今では、ヘアサロンやネイルサロンに行く時は、もちろん、その時一番お気に入りの服を着ていきます。お食事に誘われたらお相手に合わせたコーディネートを選び、海外旅行の際もパーティーやレストランでの食事に備えて、お気に入りのドレスを必ず持参しています。
あ〜そんな日常に戻れるのはいつのことやら…。
でもジャネット(ジャスミン)のように私はスタイルを変えたくない!
でも次のステップに向けての種まきを始めました。
また進展があればご報告しますね。
bluejasimine