興味とタイヤ
人はきっと嫌なことがあったとき、創作の意が芽生える。
私は優しくされると好きになってしまう。
好意を抱きやすい。
そしてすぐに、私に興味を持ってと言わんばかりに、あり得ないほどのスピードで距離を詰めようとする。
相手からすればそれほど迷惑なことはない。少し優しくした人から急に好意を抱かれるのだ。
こんな私だから最初は良い印象を持たれてもすぐに
「めんどくさいやつ」
で嫌われてしまうのだ。
今日もそうだ。
あまりにも私に対して優しすぎる男性職員がいるのだが、きっとそれは私に対してではなくその人の性分だから優しくしてくれるのだろう。
私は自分への優しさだと大いに勘違いし、ここ数日気が大きくなり過ぎた。
久しぶりに帰宅の時間が一緒になった。
これはチャンスだと、思ってるだけ質問をぶつけた、喋りかけた。
すると、男性はわたしからわかりやすいぐらいに距離を取った。
今思い出すだけでも苦い…苦すぎる。
あまりにも男性慣れしていない。
こんな私を誰か救って欲しい。
こんな文章を書いている最中、横で垂れ流しにしているテレビから、明日から大雪だというニュースが流れた。まずい、まだ冬タイヤに履き替えていない。
おやすみなさい。
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