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地獄の沙汰も、終の棲家も金次第
以前、某週刊誌で老後の終の棲家に関する特集を読んだ
70代以上の世帯についての老後の暮らし方、終の棲家への考察であった
平均貯蓄額は、1314万円となっている
しかし反面、貯蓄額ゼロの世帯が31.1%もいるのだ
平均と言えば、ほとんどの世帯が、そのような貯蓄があるように思うが、実際は500万未満が半分を占めている
さらに言えば、平均額より低い1000万円未満の世帯が6割ほどもあるのだ
世の老後のあり方は、いわゆる平均的なるものからシュミレーションされることが多い
しかし、平均貯蓄額1314万円をもとにしたシュミレーションには、全世帯の6割が対象外になるというのが現実だ
多分、1000万円以上の貯蓄額の世帯の数字が高額の為、平均貯蓄額を引き上げているから、このように平均貯蓄額が、非現実的な数字になるのだろう
つまり、世の高齢世帯の6割は、平均的とされる終の棲家のプランは夢の夢なのだ
老後の暮らし方だけでなく、世の色々な方面での選択肢を見るにつけ、平均という言葉のマジックに、惑わされないようにしなければならないと思った
そして人生のプランへの幻想や失望は、高齢者や世帯だけの問題ではなくて、独身世代、子育て世代それぞれに抱える課題ではないでしょうか