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想い出ぼろぼろ 雨の日は部屋で昭和の歌謡曲を聴く
休日となれば、どこに行くも楽しみのひとつ
一方、何をするも楽しみのひとつ
晴れの日には、寺社、美術館を巡ったりもする
観て、心を癒す場や時間を持ちたい
一方、雨の日には外出せずに自室でゆっくりとハイボールを飲みながら、昭和の歌謡曲を聞き耽るのもいいものだ
「想い出ぼろぼろ」は、内藤やす子のヒット曲のひとつ
作詞、阿木燿子、作曲、宇崎竜童というヒットメーカーによる曲
歌う内藤やす子は、一見、ワケあり風、どこか暗い影がさすような女性
当時、ひしめいていた健康的なアイドル歌手の陽に陰のような存在
宇崎竜童と言えば、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」で名を馳せた、髪はリーゼント、黒サングラスをかけた強面のツナギを着たツッパリのダウンタウン ブキウギバンドというロックバンドのリーダー、ボーカル
阿木燿子は、女優顔負けの美しい彼の奥さん
一見すると、不似合いな美女と野獣のような二人
ところが、その二人の共作の曲は、小説のような悲喜こもごものストーリーや、場面に誘うかのような作品
持ちつ持たれつ、根はつながっている、まさに真の美女と野獣のふたり
近年、二人の活動を見る機会はないように思う
されど、その作品の感動は今でも蘇る
心は昭和に帰る、雨の日の楽しみであります