「エドワード・ゴーリーを巡る旅」@渋谷区立松涛美術館
不思議なタッチとストーリーの絵本作家のエドワード・ゴーリー展。
評判がよく、非常に混んでいるという話は来ていましたが、実際にものすごい盛況ぶりでした。
この展覧会、比較的コンパクトな展覧会ですが、ゴーリーの作品自体がコンパクトなので結果としてとても充実した内容となっていました。
そもそもゴーリーの記念館であるエドワード・ゴーリーハウスで過去に行われた展覧会の1回を1章として展開されているので、見応えがあるはずです。
結果として、幼少期の作品?に始まり、様々な作品が並ぶことになっていました。
そして、とても興味深かったのは舞台芸術の章だったと思います。
バレエへの傾倒からはじまり、ミュージカル劇の衣装、舞台装置、ポスターなどの総合的デザインを行い、トニー賞まで手にしていたという多才ぶりが紹介されていました。
どの作品を見ても一切手抜かりないようでいながらも、絵本の文を手描きで行ったのは偶然であったなど、とても見どころのある展覧会でした。