2022.2.25診察記録〜振り返り・社会人
2.11に右手第3.4指骨折
2.22に第3指をワイヤで健全な骨に
固定する手術を受けました。
本題です。
社会人になってからのあたし。
しばらく、
最悪のあたしが続きます。
人間誰しも深い闇がある
ひとりでは抜け出せない闇がある
凶悪と言われる事件の裏には
同じ構図があり
それはこの頃のあたしと
あまり変わらない。
凶悪犯と化してしまう人と
何が違うのか
何があたしを引きとどめたのか
その辺りも参考になれば
いいなって思って書き綴ってみる。
会社でのあたし
朝7時に起きて9時前から働き終電まで残業
図面は手描き
研修は一部でも先輩から聞いて盗む
女子がいる職場では
同期の女子がチヤホヤされる
一方で
あたしは怒鳴られる
要らないと言われる
なんで同じ年次でこうも違う?
沸騰した単純頭に加え
いじめられっ子で弱虫のあたしは
あたしより弱い
女子に(遠巻きに)よくブチ切れ
会社内での居場所もなくなり
だからなおさら
人の気持ちが分かりにくく
上司に噛みつき
おべっかが使えるわけでもなく
あたしは仕事で一番になるしか
生き残る道はない
と、終電まで粘って
自分を追い込む日々だった
想像に難くないだろうが
やっぱり怒りはエスカレート
おそらくあたしが原因で
同じ職場の後輩男子が
ふたりやめて行った。
○○○のアイツ誰が指導してる?
ヤバいだろ!
やめさせろ!
そういう間接的な遠巻きな非難の声が聞こえれば聞こえるほど
なんであたしの努力は認められない?
もっと仕事ができなきゃ
もっと役に立たなきゃ
と
悪循環だった。
そう、
誰も面と向かって
諭す人はいなかった。
直属の上司ですら
手がつけられないほど
荒れていた。
職場の長はそれでもいい
という感じで
仕事の目標を
とことん引き上げていった。
ちなみに、この悪循環は
努力して勝ち取った大会の副賞である
数日間の船旅
と
今も尊敬する
ひとりのやんちゃな先輩からの声かけで終止符が打たれる。
とある年に一度の定期飲み会のあと
噂になっていたあたしを聞きつけ
心配してある飲み会の後に
派遣さんと飲みに行こうと
声をかけてくれた。
お前、俺と飲みたいだろ?
言ってほしいと思ってるだろ?
図星だった。
そこで会社の人に初めて告白した。
・あたしはキモい男
・本当は女の子になりたかった
・幸せそうにしている子が許せない
・仕事ができなければここにいられない
その先輩はあたしをじっと見て諭した。
お前自分でわかってると思うけど
最悪な評判だ
同じ部門にいるものとして迷惑だ
変えられねえんならやめろ
で、キモいだと?
(派遣の人も)
なーに言ってんの?笑 どこが?
で、女の子って?見せてみろ
か、かわいいじゃねえか(//∇//)
(派遣の人)
えー!?
かわいいじゃなーい!
仕事ができなきゃいちゃいけないだと?
喧嘩売ってんのか?笑
俺なんか事あるごとに
バカだチョンだって言われてんぞ
いちゃいけないのか?あ?笑
一生懸命やるしかないだろ。
それでダメなら
同じ失敗しなきゃいい
三度しなきゃいい
それが成長って言うんじゃないのか?
確かあたし
面前で大泣きした。
浄化された。
初めて聞いてもらえた
初めて受けとめてもらえた
初めて本気で向き合ってもらえた
言葉は悪いが
ココロは抱きしめてもらった気がした。
性別違和からはだいぶ離れてしまったけれど
これもあたしの構成要素。
これがあったから、今がある。
感謝を込めて書いた。
改めて、
じんわりくるものがあった。
先輩、ありがとうございました!
この体験はあたしの育成面において
ものすごく役立っています。
もう少し可愛く優しいけどね(^^)
プライベートのあたし
高専のブラバンの友だちとのつながりも
この頃に切れた
とにかく瞬間湯沸かし器
キレやすかった
幼少時代もそうだったことをふと
思い出した。
キレれば状況が変わるから
みんなが注目するから
嫌な想い出のひとつ。
旅の恥はかき捨て
すすきのツアー
あたしは鉄道が好き
だから
北斗星に乗りたくて
一緒に行った
でも、根本が理解されていなかったし
あたしもあたしを理解してもらう努力を
してこなかったことが露呈した。
まだ、性別違和という言葉もない時代
自分が何者かわかってないし
当然
あたしの嫌な感じを
言葉で説明できなかった。
強制的に
すすきののお店に連れ込まれた。
あたしは何したと思う?
Thinking time…
Thinking time…
Thinking time…
女の子と○○○お○○○笑…以上!
女の子と楽しくおはなし笑、ね。
何着てるの?
どんな食べ物好き?
おすすめのコスメは?
たぶんそんな感じ
ソープなのか
そのほかのフーゾクなのかも
全く記憶にない笑
きっと嫌すぎて
消したのだと思う。
そんな出来事や
あたしのカンシャク癖が
ついにはメールにも及んだ。
※4人のメーリングリストに投稿
要約すると
幸せそうに見える人たちは楽してる
許せない
なぜ自分がこんな目に
みんな消えてしまえ!
自分が1人になればいい。
…
カンの言い方はお気づきでしょう。
エヴァンゲリオン
あれは
碇○○ジは
もしかしたら○○監督は
あたしそのもの
そのメールの内容は
あまりに悪意に満ちて
しかも冗談に聞こえない
※実際あたしも本気で考えてた。某教団のようなこと。あぁ、恐ろしい。
さすがに度を越している
絶交だ(他の3人も当然というレス)
いろいろ書いてはくれたが
数年後に読んで分かったのは
君子危うきに近寄らず
ことなかれ
ATフィールドを超えたくない
という本音。
真の意味で友達であったかといえば
冷静になればなるほど
あたしの人格を利用した
良い麻雀のカモ
だったのかもしれない。
ヒントは出すけど
答えは教えてくれなかったし
あたしも自分の気持ちを
今のようには言葉にできなかった。
つまり、
自分の安全領域から抜け出して
本気で救おうとはしなかった
誰もが言わないだけで
いろんなものを抱えて生きている
今ではストンとわかるこの言葉も
10年超、あたしには理解できなかった。
その間何の連絡もなく
今にして思えば
消えるべくして消えた関係に
過ぎなかった
プライベート・最後のおつきあい
先ほどの船旅と先輩との語らいで
あたしの中の何かが変わった。
たぶん、今でいう
自己肯定感。
そんな時
ひょんなことで通じた村の同級生から
今度女の子と飲むから混ざる?
と、初めて声をかけられ、
寂しさも紛らわせたいから受けた。
彼女(三人称として便宜的に)
は函館出身、ひとり暮らし
働きながら一級建築士を
目指している子
あっという間に意気投合した。
キーワードは
向上心の共鳴
つきあう、って宣言しなかったものの
あたしは難関試験に
立て続けに合格した
※たぶん、この時は超えられない
おともだちとして
なんどか週末の昼に会食
たしか読売ランドに2人で出かけた
その時の彼女のコーデ
春に似合う小花柄の
Aラインワンピース
なぜか鮮明に覚えてて
内心
「それあたしが好き。着たい」
って思ってた。
(当然言えるはずもなく)
ちょうどこの頃悪循環を脱し
疲れながらも自分の時間を取れるようになり
雑誌「くいーん」
を知るに至り、
あたしの性趣向が
あたしだけではない
と開眼し、まずは
服やメイク道具を揃え
コスプレ衣装から着始めていた
※写真はイマイチすぎて撮ってなかった
彼女との食事などでするお話は
お仕事のこと
特に構造計算のこと
向上心のことがメイン
当時は気づけなかったが
あたしは自分のことばかり
話していた
また、お仕事を理由に約束に
遅れることもあった
会いたい気持ちが先行して
できない約束をしてしまうこともあった
そんな中、
あたしが心底驚いた出来事が起きる
いつも通りお仕事後の会食
少し遅かった記憶がある
うちに来る?
えっ?!
って思ったけれど
仲も良くなったことだし
(同性の)お友だち気分で寄った
話は尽きず
温泉旅行行くことになった
あたしはやっぱり
お友だち気分で楽しんだ
そして、
お布団に入った時
彼女がこれまでの辛かったことを
話してくれた。
ふつーに
辛い出来事だった。
※さすがにもう忘れちゃった
これはあたしも自己開示しなきゃ、
って思って
寮の部屋では女の子になってる
ってカミングアウトした。
(当時は「告白」かな?)
その後も何度かお茶したり
食事をしたけれど
無理
ということで
(そもそも付き合ってなかったけれど)
距離を取ることになった。
当時のあたしは気づけていた。
無理、な理由はカミングアウトが
すべてではない、ということ。
話を聞いていない
自分の(自慢)話しばかりする
できない約束をして遅れる
ひとみんのことばかり話す
も、大きな要因だった。
あと、
何度も夜一緒になったのに
すごくオシャレしてきたのに
A〜C?の
Aもなかったこと
(よくわかってないけどw)
もあるかもしれない。
ちなみにこの子に距離を取り始めて
この後に家庭を持つことになる。
そう決めた時、この写真を送った。
女装は理解できない
その気持ちはわかるけれど
あたしはただピュアに
こちら側の性でいたいだけ
そんなことを書いた気がする。
驚いたことに、お返事がきた。
あの頃の私はまだ理解できなかった。
きちんとお話していたら
もっといい関係になっていた
かもね
とのことだった。
遅れてやってきた
なんとも言えない感情が湧き上がった。
あたしが大人として振る舞うには
まだまだ超えなければいけない
「壁」があったようだ。
カウンセラーさんに話してない
深いところばかり書いちゃった。
次回は都合合わず3/30になるけど
印刷して持って行って渡そう。
長々お読みくださり
ありがとうございました。
よければ、
少しでも心臓が上下したならば
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