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TVアニメ 大雪海のカイナ

毎週木曜日にフジテレビ+Ultraで放送された作品、3月21日に放送された第11話で終了。

原作は弐瓶勉先生、制作ポリゴン・ピクチュアズ。

ポリゴン・ピクチュアズ40周年記念作品。

人間が滅びつつある天上(天膜)と水をめぐり争いが絶えない地上(雪海)

天膜でただ一人の少年が出会ったのは王女リリハ。

極上の王道ハイ・ファンタジー!

※全11話。

ついに完結!

16話くらいあるかなと思ってたけど…お楽しみはお預けですね(笑)

ナウシカ、ラピュタ、もののけ姫など名作、傑作のオマージュを随所に感じる作品。

個人的にはアバターっぽいなって思うところも笑

カイナとリリハの出会いから、軌道樹の麓にある小国アトランドと水を求めて雪海(雪が積もった海)を旅をする大国バルギア(海の民)との戦いまでを描く。

オープニングに流れるのはヨルシカのテレパス、EDはGReeeeNのジュブナイル。

どっちも好きやけど、特にジュブナイルは未来に向かって歩きだした少年、少女の物語にピッタリだ。

ドラマ・ストロベリーナイト(竹内結子さんバージョン、初代)の主題歌“ミセナイナミダハ、きっといつか”でも感じた歌の力をめちゃくちゃ感じる!

聴いてると力が湧いてくる!

音楽を担当するのはKOHTA YAMAMOTOさん、馬瀬みさきさん。

メインテーマをガンダムUCのヤバい曲たち(UNICORNなど傑作の数々!笑)を生み出した澤野弘之さん。

音楽がとにかくカッコいいんですよね。 

滅びに向かう未来、そして、絶大なる狂気に立ち向かう者たちの運命は…。

劇場版“大雪海のカイナ ほしのけんじゃ”は2023年10月公開予定!

〓以下は各話のダイジェストや個人的な見どころ、感想を短く。

※ここから先はネタバレ感があるかもなので、まだ観てない人は読まない方がいいかもです(極力ざっくり目には書いてます)

〓第1話 天膜の少年

カイナは天膜の上の最後の村で親代わりの大ばば、看板じい(賢者の時代の遺物・看板を集めて文字を研究している)たちと暮らしている。

天膜では大きな穴が空き、トビケラなど虫の数が減り、軌道樹から湧く水も出が悪くなるなどの変化が。

賢者を求めて天膜を目指すリリハ、天膜の下の光を見つめるカイナ。

“あの光はきっと…”

看板じいの声は大御所・千葉繁さん!

ジブリ感が増す(笑)

オリノガの友、ジャルジの献身。

〓第2話 雪海の王女

賢者の伝説。

“不思議な力を持つ賢者は水を無限に生みだすことが出来る”

オオキドウジュムシとの邂逅。

看板じいがくれた貴重な樹皮削りを手に、カイナとリリハは地上(雪海)を目指す。

〓第3話 軌道樹の旅

幼いリリハにいまは亡き母が話してくれた賢者の伝説。

“そは、この世のはじめ。

賢者降り立ちぬ。

杖をさすと水が湧き、その杖は伸びて軌道樹となれり。

そこに住む民、いつしかあい争う。

賢者悲しみて、森に姿を隠す。

これより世界は、雪海に没す”

雪海に向かう道中、カイナとリリハは母親や父親のこと、お互いのことを話す。

崩れ落ちる軌道樹。

“飛べ!”

バルギアの戦姫アメロテ、もののけ姫に出てきそうなキノコ型の謎の生き物・ヒカリが登場。

弐瓶作品の重要なキーワードである東亜。

“パーシ!

汝の魂解放のとき。

安息の地、東亜の元へ”

〓第4話 鎧の戦姫

沈みゆく二人、不思議な海中世界。

アトランドの親衛隊長オリノガと、刀を持ち、フルフェイスの西洋甲冑を着た戦姫アメロテの一騎打ち。

切れた左の頬、圧倒的な力の差。

アメロテの右腕はクシャナ的な義手?

鎧は賢者の時代の遺物だが、右腕が義手なのか、そうでないのかはアニメを観る限りではまだ不明。

ナウシカでいえば“クロトワ”にあたるしたたかな副官ンガポージ、やんちゃで姉思いなリリハの弟ヤオナが登場。

空気の実…小学生のときにゲームボーイではじめて買った魔界塔士サ・ガを思い出した笑

〓第5話 救出作戦

アトランドの地下(海底への抜け道、王宮の地下)、不思議な海底の旅。

リリハはアメロテにある嘘を。

雪海の高さはどんどん上昇している(天膜に近づいている)

狂気の提督ハンダーギル登場(フック船長笑)

〓第6話 籠の中のリリハ

“侮れないものだ…あの王女も、アトランドの兵も”

奪うというやり方、卑劣な行為を嫌うのはリリハもアメロテも同じ。

リリハが可愛いと言わざるをえない!(笑)

〓第7話 要塞の国

バルギアの移動要塞(巨大な動く人工島)

最初は枯れた軌道樹の人々を救うための船だった、バルギアはいわば難民の集合体。

最下層は悪臭漂うスラムのような場所。

“民を救いたければ、家格を捨て、バルギアの兵士として生きろ”

“私、向こう見ずには自信があるのよ”

垣間見えるアメロテの過去、アメロテはリリハと同じで気高く強い。

カイナたちはノゼ、チルたち“ドクロ兄弟団”と出会う。

提督が飼っている魔物の存在、すべての人を救うことができる軌道樹が存在すること。

不安と希望。

一番の見どころはリリハの背面跳び!(笑)

〓第8話 漂流

“我ら、永遠の友情をドクロに誓う”

ドクロの誓い、カイナとリリハは絆を紡ぎながら旅を続ける。

スゥロ、ユイム登場、燻し風呂のオチ(笑)

ついにアトランドにバルギアの大艦隊が。

〓第9話 古王宮の旗標

アトランド王宮の地下、沈んだ城に眠る王家に伝わる旗。

大海…の文字、世界が一つだった賢者の時代の遺物。

それはいにしえの地図、描かれていたのは大軌道樹までの道標。

地図には行く手を阻む大海溝が記されているが、リリハは先人が残した希望を見つける。

ノゼたちは移動要塞を内部から切り崩し、オリノガたちは雪海馬を走らせる。

BLAME!にも登場する巨大な建設者が登場(大雪海のカイナに出てくる建設者はフジツボだらけの気味の悪いロボット)

提督が飼っている化け物はオープニングに出てくる巨神兵みたいなのじゃなかった(あれは劇場版に出てくるのかな…)

〓第10話 建設者

雪海を滑るという伝説のオオノボリが登場、軌道樹の民の守り神。

もののけ姫のシシ神的な(見た目は細長い海坊主みたいな感じ)

“借りを返す!”

オリノガの挑戦(リベンジ)にアメロテは礼をもって応える。

アメロテの鎧と同じで建設者も賢者の時代の遺物。

音楽のカッコよさを改めて感じる回。

〓第11話 希望の目盛り

最終話。

魔物に魅入られたハンダーギルの暴走、リリハの指導者としての資質。

建設者には東亜重工の文字が、SFやサイバー(シドニア、BLAME!)、ファンタジー(大雪海のカイナ)に漢字ってなんかいい(笑)

なんだか虫みたいな動き(這うような)の建設者。

ハンダーギルとの戦いの結末は…。

オオノボリの意味を考察する人が多いみたいですね!

※ここまで、読んでいただきありがとうございます!

〓まとめ。


雪海と天膜は繋がった。

限られた人々だけでなく、世界のすべての人を救うため、カイナたちはまた旅にでる。

さぁ、大軌道樹への船出だ!

カイナはイケメンで優しくてピュアな好青年で好きだが、主人公としてはどうもキャラが弱い気がする。

なので個人的に途中から“主人公はリリハ”として観てました。

樹皮削り=重力子放射線射出装置(BLAME!に出てくる銃)って書いてる人がいて、あぁ!(笑)

みんな弐瓶勉先生の作品が大好きなんですね、僕も大好きです(笑)

BLAME!よりガンツを先に観た自分はBLAME!を観て着てるものや武器がガンツっぽいと思ったんですけど、どっちが先なんだろう?

ガンツの原作者の方のことをあまり知らないので、どっちが先で、影響を受けたor受けてないとかは良く分からないけど。

そこはどっちでも良いのです、どっちも素敵な作品なので(笑)

カイナの劇場版も、弐瓶勉先生のこれからの作品も、すべてが楽しみです!

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