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映画 ウエスト・サイド・ストーリー
ひとつになりたかった。ひとつになれない世界で…。
名作“ウエスト・サイド物語”をスティーヴン・スピルバーグ監督が再び。
生まれた国、肌の色、貧困…人は自分と違うものに対して無差別な敵意を抱く。
今、そして未来を生きるすべての人に観て欲しい作品。
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ブロードウェイ初演から64年、1961年版公開から60年。
伝説の名作がスティーヴン・スピルバーグの手で現代に。
トニーをTOKYO VICEでの好演も記憶に新しいアンセル・エルゴート、マリアを約3万人のオーディションを勝ち抜いたレイチェル・ゼグラー。
61年版のアニタ役、リタ・モレノも出演してます。
振付はジャスティン・ペックが。
舞台は1950年代のニューヨーク。
夢の国・アメリカ、マンハッタンのウエスト・サイドには多くの移民が集まっていた。
抱いてきた夢と希望、そして現実。
思うようにいかず、社会、自分自身に不満を抱く若者たちは同じ故郷の者同士で集まりギャングを形成していた。
物語はポーランド系移民のジェッツとプエルトリコ系移民のシャークスを中心に進んでいく。
言葉の壁、肌の色の壁、ジェンダー。
人は異質なもの、自分と違うものに対して無差別な敵意、警戒、不安を抱く。
奪われる恐怖、テリトリーを侵される恐怖、防衛本能。
移民問題、今の日本がまさに抱えている問題。
衣食足りて礼節を知る。
自分に余裕がないとなかなか人に優しくはなれないもの。
この悲劇はいつ終わるのか?
ラスト、途方もない無力感に苛まれる。
めちゃくちゃ泣けます。
トニーとマリアのトゥナイトが素敵すぎる!
心踊るダンスに歌、ミュージカルで舞台間近で観ても絶対感動しますよね。
本当の自由、上を向いて歩いていけば、人は必ずやり直せるはず。
これほど強い愛に正しいも間違いもない。
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