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映画 茲山魚譜 チャサンオボ
※多忙でした!
過去に観た作品でレビューできてない作品から順番にアップしていきます。
またよろしくお願いいたします✨
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昌大よ。
いつの時代も師は親のごとく温かく、弟子は子供のように駆けだす。
チャサンオボとは朝鮮王朝時代に書かれた海の生き物の教科書。
天主教(キリスト教)を信仰した罪で島に流刑になった丁若銓(ソル・ギョング)
かけがえのない日々をモノクロームで描く。
演技派としてベテラン俳優のソル・ギョングだが、意外と初の時代劇出演。
腐敗政治。
いろんな作品で描かれているように、当時の朝鮮は官僚、役人による不当な搾取などひどい有様だった。
ヤクチョンが胸に秘めた王のいない世界。
そこで暮らす者たちが自分たちで考え、行動し、より良い国を作れる世界。
地球が丸いことを知りながらキリストを信じる人々。
儒教、朱子学を学んできたヤクチョンは南蛮の人々、教えに希望を見いだす。
キリストも儒教も共存できるのではないか?
だが、人々が400年の習慣から抜けだすのは大変なことだった。
エイのことはエイに聞け。
出目魚。
たどり着いた島でやがて弟子となるチャンデや妻(肝っ玉母ちゃん笑)と出会い
鳥のように羽ばたく人生もよいが、村人のように穏やかに暮らす人生もよい。
本当の幸せをみつける。
ヤクチョンがチャンデに伝えたかった学ぶことの本当の意味。
チョン・ヤギョン(チョン・ヤクチョンの弟、大学者)のもとに手紙を届けに島からやってきたチャンデが弟子と題材をもとに詩を読みかわすシーンは必見!