映画 ラストナイト・イン・ソーホー
1960年代、ロンドン・ソーホー地区は歌舞伎町のような街だった。
国も時代も関係ない。
夜の世界は女性への搾取で成り立っている。
男が女性から体や夢などいろんなものを奪う世界。
スカウト、ボーイ、ホストなど夜職の男の9割は悪人だと思う(自分も含めて)
エドガー・ライト監督のタイムリープもの。
〓ダイアナに捧げる。
舞台は60年代、スウィンギング・ロンドンの世界。
部屋に取り憑いた忌まわしき記憶(スピリット)
幻影、記憶、現実で彼女はそれを追体験する。
鏡、レコードがスイッチ。
彼女は誰よりも近くにいた。
賛否両論ある本作。
芸能、ショービジネス、夜の世界の闇。
昔から華やかな世界の表の裏には聞くに堪えない搾取やイジメが存在する。
もちろんそうじゃない世界にも悪い奴は沢山いるけど、この世界は特に酷く、搾取されるのは女性側が多い(男性ももちろんあるが)
それらは時代が変わり、改善されてはきているが…すごく不快だし嫌。
こういったことが昔は当たり前にあった、もしかしたら今もどこかで。
そういった見たくない、蓋をしたくなるものを臆することなく描いた点は評価して良いのではないだろうか?
アニャ・テイラー=ジョイとトーマシン・マッケンジー、二人の若手女優の名演にも注目です。