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カメラ選び、わたしの答え
新しいカメラの購入を検討していて、試し撮りの末、ようやく決めました!記事にまとめたら少し長くなってしまったので、お時間あるときにどうぞ。
※試し撮り記事はこちら→(FUJIFILM) (PENTAX)
新しいカメラを買おうと思ったきっかけ
きっかけはまず、今持っているカメラ(PENTAX Q-S1)で出来ることに限界を感じるようになったこと。わたしは道ばたや庭園の草花を撮るのが好きなので、時々出かけて撮りに行きます。自分なりに工夫をして、好きな雰囲気の写真を撮ることが出来るようにはなりました。でも、そこから先に進んでいかない。旅行などで違う場所に行けばまた別ですが、わたしは同じ場所に何度も足を運ぶので「好みではあるんだけど、どこか似たような写真」が増えていくばかり。今後はどんな風にしたら、バリエーション豊かな、良い写真が撮れるのか・・・と考えたときに、新しいカメラを使ってみたいと思いました。新しい道具を使えば新しい発見があるのではないか、と。
それと、4月に挙げた結婚式の写真が届いたこと。プロのカメラマンにお願いしていたものです。挙式前に撮ってもらった一枚、木洩れ日に包まれた景色の中に溶け込む新郎新婦。それを見て「風景の中に人が入っている写真っていいなあ。こういうのも撮ってみたい!!!」って思いました。でも今持っているレンズだと、ついつい切り取った構図ばかりになってしまう・・・そのほうがきれいだから・・・
(さらには、来月新婚旅行に行くので、せっかくなら新しいカメラで良いスタートをしたい。という理由もあります。)
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カメラに求める条件
さて、いろいろ調べた結果、第一候補になったFUJIFILMのミラーレスとPENTAXの一眼レフをレンタルして、それぞれ試し撮りをしました。どちらも高画質の良い写真が撮れるなあと思いましたが、それだけでは選べませんでした。
わたしが求めているのは、人気があるとか高機能とかそういうことではなくて、あくまで自分が撮りたいものに応えてくれるカメラ、自分の心が向くカメラ。だから「本当に自分が撮りたい写真って、なんだろう?わたしは新しいカメラに何を求めているんだろう?」その答えがでないと、選べないなと思いました。
「わたしが撮りたいもの、求めるカメラの条件」を整理すると・・・
①風景が撮れる
②これまでと違ったアプローチで撮れる
③新しい発見をくれる
④小型軽量
⑤なんかしっくりくる、好き(直感?)
といったところ。
この条件に対して、FUJIFILMは、①~④まで良かったんです。というか下調べの時点では絶対好きになるだろうと思って試したのに、⑤がどうしてもひっかかる。いい人なんだけど・・・なんか違う、みたいな??だって本当は、一度試して好きになってすぐ決まる、はずだったんですよ。でも思わずPENTAXもトライアルしてしまうほど・・・しっくり来なかった。
いっぽうPENTAXは、圧倒的に⑤好き!!!なんですけど、②③の点においては、やはり手持ちのQで使い慣れたぶん刺激が少ないというか、今のわたしが求めているものとは少し違う気がして・・・。もうちょっと、新しい風に吹かれたいんです。わがままですかね。
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わたしが出した答え
そんなわけで、PENTAXのトライアルを終えてもすっきりしないまま、もう少し検討しようとパンフレットだけもらって帰ろうとしていました。
そのとき、つい口に出た一言がきっかけで、思いもよらない出会いが訪れました。
私「じゃあ、KPとK-70と、ついでにそのGRⅡっていうカメラのパンフレットもください」
店員「どうぞどうぞ・・・あっ、これ古いやつですね、最新のものはGRⅢですよ」
(ちょうど目の前にGRⅢが展示されている)
私「そうなんですね。この見本は、電源つくんですか?さわってもいいですか?(わ。。。なんだこれ!?めっちゃ軽い!?!?)」
→④小型軽量
私「こんど旅行の予定があるんです。このレンズだと風景撮るのにはちょうどよさそうですね」
店員「そうですね~わたしもいろいろ撮ってますよ!(店員さん、自身の写真をいろいろ見せてくれる)夜景とか星空も撮れるんですよ~ほらね?」
→①風景が撮れる
私「このカメラってレンズ交換できないから、ずっと同じ距離ですよね?」
店員「いや、マクロにもなりますよ。6~12cmで撮れます」
(なんとボタンひとつでマクロモードに!実はわたし、マクロレンズ持ってなくて・・・この衝撃は大きかった)
→②これまでと違ったアプローチで撮れる
店員「このカメラはレンズの交換が出来ない分、いかに風景を切り取るか、自分が動いて、対象と向き合わなくちゃいけないんですけど、それが面白いんですよね~」
→③新しい発見をくれる
「・・・・・・」
(⑤好きだ!!!)
「じゃあ・・・これにしようかな」
というわけで選んだのはGRⅢです!
散々試していたのは一体なんだったのか?と思われそうですが、それがあってこそできた選択。
GRってその見た目で「ちょっとオシャレなインスタントカメラ?」くらいにしか思っていませんでした。無知ですみません。全然違いました。これから撮っていくのが楽しみです。