機が熟すまで(ピアノ練習日記)
・最近の練習
8月はピアノスタジオを借りて、何時間も弾いていたけど、9月に入ってからは仕事優先!なかなかゆっくりと練習する時間をとることができません。それで、弾きたい曲を弾くために基礎の練習メニューをコンパクトにおさめるようになりました。最近は基礎を20分ほどで済ませ、その後、好きな曲を10分~15分ほど弾いておしまい。
今までは納得いくまで何度も弾いていたけど、最近は集中して2~3回だけ。うまくいってもいかなくても、こだわらず次の曲に進む、というようにしています。これでも、毎日繰り返せば、確かに弾けるようになっている・・・そんな手応えを感じることができています。大きくなった果実が、熟して色づいていくように。
8月中に仕上げたかった曲も、まだコツコツ練習中。自分が納得できるまで。
ところで、前回こんなことを書いていました。
しばらくは「無理のない範囲で楽しんで弾ける曲」をたくさん弾く方向にシフトチェンジです。
これを書いた頃から、初見(楽譜を1~2分読んで、すぐ弾く)の練習も兼ねて、香月修 作曲「ツグミの森の物語」という曲集を毎日1~2曲ずつ譜読みしていました。(以前、妖精のメヌエットという曲を楽譜を無料ダウンロードして弾いたのですが、それがすっごく気に入ったので、曲集を購入。)
前半はよかったけど後半は難しくて1日ではとても無理、それどころか1曲を3分割することもありましたが・・・1ヶ月かかって、とりあえず1冊、譜読みできました!
やってみて思ったんですけど、同じ人の曲をたくさん弾くと、その人の作品の味というか、作曲のクセというか、そんな感じのものがわかるようになるなあ~・・と。前半の曲では、独特な(オシャレな!)和音の動きにつまづくことが頻繁にありましたが、後半になると「あ、またこの流れか」と、多少はつかめるようになっていました。
ちなみに、この曲集は全部で33曲入っていました。それで、自分が30曲以上弾いたことある作曲家って、他に誰がいるだろう?と考えてみたら、バイエル、ツェルニー、ギロック・・・くらいでした。たった3人。少ないですね。バッハは今年に入ってからずいぶん練習しているけど、曲数ではまだ30もいってない気がします。
「一人の作曲家の曲をたくさん弾く」という経験をもっと積みたいなと思いました。
・最近仕上げた曲
YouTubeにあげたものです。
よかったら聴いてください😉
🎹吉松隆:プレイアデス舞曲集Ⅵより4.けだるい夏へのロマンス
夏の終わりにぴったりな、この曲🌻といっても9月の初めはまだまだ暑かったので、紹介するタイミングをうかがっていたら、今週になって一気に冷えてしまった…。暑さでちょっとぼんやりとしているような、ゆるやかな時の流れを感じられます。1分半ほどの短い曲です。
前々から憧れていた曲。実は5月に一度挑戦したのですが、難しすぎていったん諦めました・・・。でもその後、バッハの他の曲をいくつか弾いているうちに慣れてきたみたいで、8月に再挑戦したら、今度は最後まで弾けました!慣れって大事ですね。
バッハの有名な曲といえば、厳めしい雰囲気の「トッカータとフーガニ長調」や、クリスマスによく流れる「主よ、人の望みの喜びよ」かなぁ・・・と思うんですけど、これは明るく軽やかで、聞きやすいのではないかと🌈ぜひお試しください!1分半もしない小曲です。