夏日記・アラカルト
●用事のついでに、近くの喫茶店を探して入るのが楽しい。平日ならだいたい空いているから、混み具合を気にしないで、どこにでも入れる。
「名曲喫茶」という、クラシック音楽がBGMとして流れている喫茶店に初めて入った。途中でとても好みの曲が流れてきて、そうすると調べずにはいられない。ラフマニノフの「ヴォカリーズ」という曲だった。
ヴァイオリンとピアノの演奏だったけれど、どうにかピアノだけでも弾けないものか。楽譜を探してみると、見つかった・・・のだが、あまりにも多くの人が編曲をしている。迷った末「全音ピアノピース」のシリーズのものを楽器店で購入。
●3ヶ月ぶりに料理のレッスンに行く。1月に入会したので、月1回ずつ通っていたら本来は8回目なのだが、まだ4回目。
今はあらゆるレシピがネットで検索できるけれど、レッスンでは道具の使い方、調味料のはかり方などのちょっとしたコツや、豆知識などを教えてもらえてとても勉強になる。
でも何より習ってみて一番良かったのは、料理のテクニック以上に「片付けのタイミング」がわかってきたこと。たとえば何かを煮ている間とか、火をとめて味をしみこませている間とか、調理をしていると必ず「すきま時間」が生まれる。そうしたタイミングで、すかさず先生が「じゃあ今のうちに洗い物行ってきてくださ~い」と指示してくれるのだ。手際がいい人はこうした隙間時間を有効利用しているのだなあ。
●図書館では基本的に予約した本しか借りないが、時間があると目的もなく棚を眺める。時々おもしろい発見がある。
ある日「絵本作家ターシャ・テューダー」という本を見つけた。ターシャは「素敵な庭を作っていた人」という知識しかなかったが、実は絵本作家だったと初めて知った。紹介されているイラストの多くに、かわいらしい花の縁飾りがついている。あまりに可愛かったので結局図書館で一冊読み切ってしまった。
後日、ターシャの庭園の写真集を借りて読む。この庭を実際にこの目で見ることができたらどんなに素敵だろうと調べてみたら、なんと岐阜県の「花フェスタ記念公園」に、ターシャの庭を模した庭園がつくられているとのこと。いつか行ってみたい。
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ふだん紙に日記を書くときは「だ・である」なのに、noteの記事は自然に「です・ます」になってしまうので、ちょっと試しに「だ・である」の感じで書いてみたけど、違和感しかない・・・慣れの問題?