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オシロスコープ

オシロスコープは電気の「波」を見える形にする道具です。
例えば音や光が波として広がるように電気の信号も波のように変化します。
その電気の波が時間とともにどう動いているかをオシロスコープは画面に「グラフ」のように表示してくれます。

具体的にはオシロスコープは横軸を「時間」、縦軸を「電気の強さ(電圧)」として電気の流れがどう変わっているかを描き出します。
これにより電気がスムーズに流れているのか、どこかで問題が起きているのかを確認することができます。
例えば壊れた電化製品の内部で電気がどう動いているかを調べたり、新しい電子機器の設計がうまくいっているかをチェックするのに使われます。

オシロスコープは電気の専門家が主に使いますが、基本的な流れはこんな感じです。
電気が流れている場所に「プローブ」という測定器具をつけます。
それをオシロスコープにつなぐと画面に電気の流れが波として表示されます。
その波を見ながら、電気の動きが正しいか、異常がないかを確認します。

オシロスコープを使うことでスマートフォンの部品が正しく動いているかを調べたり、音声が電気信号としてどのように変わるかを見ることができます。
音楽をスピーカーから流したときオシロスコープを使うと、その音が電気信号としてどんな「形の波」になっているかが見えるのです。

こうした使い方ができるためオシロスコープは電気の「心拍計」みたいな役割を果たしており、電子機器が健康かどうかを判断する重要なツールとなっています。


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