昭和歌謡㉗
今日は別の記事を書く予定だったのですが、差し替えます。
というのも週末に「昭和の名曲~」だったかなあ、テレビ番組見たんですよ。
以前にある方がヨナ抜き長音階+カデンツへの拘りが「昭和歌謡」の特徴だ、という話を書かれていたのですが、ここで流れている曲、演歌を除けばヨナ抜き長音階の曲が少ないんですよ。
ただこの特集、80年代の売上ランキングでした。
昭和ももう終わりの頃ですね。
でも自分的には明らかに「昭和」なんですよ。というか自分自身がJ-POPを聴き出したのが90年代半ば以降なので、充分古い。
90年代でも自分の中で前半はやはり「古い」んですよね。
で70年代以前で自分が知っているのはぽつりぽつりなんですよね。
80年代の曲は同時代的に聴いてはいないものの、やはり大体知っているんですよ。
正直最初「ヨナ抜き長音階」のお話を聞いた時には???だったのですが、そもそも対象としている曲が違っていたのかもしれません。
今でもヨナ抜き長音階を部分的にでも使っている曲、数多ありますからね。だから不思議な感じがしたのかと。
80年代と90年代前半はある種の「地続き感」があって、たぶんそれほど音楽に変化が生じていないのかもしれません。
でもあの番組で流れていた曲、「昭和」なんですよね。並んでいる曲を見ても、やはり昭和を代表する曲と言っていいでしょう。
逆に70年代以前の曲を聴いてもぴんとくる曲は少ない。80年代の曲の方が聴いている層の幅が広いような印象があって、誰もが同じ音楽を聴いていた時代があるとすれば、それはもっと昔なのかもしれません。
でなければこの番組の企画自体が成り立たない訳で、不自然に感じた方は少ないでしょう。
おそらく「昭和歌謡」自体がかなり広い範囲を指している言葉なのかと。
というのも使われるようになってからあまり時間が経っていない言葉だと、どうしても意味が曖昧になりやすい、というより用語として定まらない場合が多い。
出典は分かりませんが、「昭和歌謡」という言葉、割と最近になって聴くような言葉のように感じています。
自分の「違和感」の正体が分かったようで、なんだかすっきりしました。
まあこのテーマでまた何か書くこともあるかもしれませんが、昨日の記事に関係する記事を明日は書こうと思います。