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Lovely Life*~嫌われるリユウ。
たびたび長文すまんです。
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女性だけの集団が昔から苦手である。これは共感してくださる方もいるのではないのかしら。女性特有のややこしいあれやこれやが本当にほんっとーに煩わしいのだ。
私は人生に於いて2回ほどいじめられたことがある。
中学2年生の頃はいじめというよりクラスの女子全員から無視的なやつ。
それと社会人になってからは稚拙ないじめにうんざりしたことも。
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きっかけは、担任から登校するように促してくれと頼まれて不登校だったクラスメイトAの家に訪れたことから始まる。
クラス委員でもなく、Aとはまったく仲良くもないのに、だ。『なんてお人好しなわたし!!』と過去の自分に言いたいところだが、その頃の私は習っていた剣道で教わった『礼に始まり礼に終わる』の如く生真面目な性格だった。よって『先生(師匠)』たるものに反抗してはならないという謎な自分ルールがあって、言われるがままに疑問を持ちながらもAの家に行っていた。
当然Aもびっくりしただろうが私は役目を果たさなければならないし、仲良くはならなくても、ちょいちょい嫌味を言われていてもAを登校させねばならない。気まずい中Aもピアノを習っているらしくそれをきっかけにぽつぽつ話をするようになり、ついには学校に時々来るようにはなったかと記憶している。
小学生からの英才教育のおかげで他の同級生と比べると少しだけピアノが上手に弾けて合唱コンクールでは3年間ずっとの伴奏役だった。ただ厳しい親の教えで部活動にも入らなくてはならなかった。バレボール部とかバスケ部とかとても惹かれたのだけどピアノは指を使うスポーツがNGなので入部は叶わず。泣く泣くできたてほやほやの剣道部に所属し、最終的には気がつけば女子部の部長にまでなっていた。
とうことでバスケ部やバレー部の異性の先輩への憧れは強く、当時は1つ上のバスケ部員の先輩が大好きでずっと追っかけていた。このことは仲良くもないAには言ってないしもちろん知らないことである。
ある日Aは、Aと同じ中学だったクラスカーストトップの女子の意中の男子のことを私が好きで秘かに狙っているという、いやまじどっからでてきたん!!的な話をあろうことかその女子にしたのだ。
なんなら陰で『私の方が好きなのに横取りして』みたいなことを(私が)言っていたよという根も葉も蔓も花もない話までご丁寧に付け加えて。無論般若のように怒り狂ったカーストトップ女子(たぶん笑)
わたしから話しかけられても無視せよという命が下ったのであろう。クラスの女子に話しかけても華麗にスルーという地獄のような日常が始まったのだった。
これはAに完全に裏切られて嵌められたんだと思った。めちゃめちゃ腹が立ったが、たぶん意地の悪い(と勝手に思ってる。)Aは私がクラスから孤立してしまえばいいと思ったのではないのかな。だとしたら浅はかかつ狡猾。
しかしAの計算通りにはいかなかった。なぜならわたしは当時から一人でいることが苦にならないタイプ。
「は?いじめ?無視?勝手にやってもろて。あんたたちみたいな性格の悪いヤツらとなんて頼まれても仲良くなりたくないわ」
と思っていた。ビビりなクセに気が強いという謎な性格だったので全く気にならず、むしろ部活仲間と楽しい中学2年生ライフを送っていたのだ。
ずっと後になって別の同級生に聞いたところによると、Aはピアノが自分より上手で目立つわたしが大嫌いでどうにかして仲間外れにしたいと言っていたそうだ。しかもありもしない話まで捏造してまで。
うっわぁ・・・である。どんなだよ。もはや呆れる。
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もう一つはピアノ教室を始める前にとある会社の情報システムの部署に一瞬だけいた時。
営業事務の女性社員Bがベテランの先輩女性社員に新人教育を受けていた。その先輩は仕事もそつなくこなすし女子力が高くてキュートで実年齢を感じさせない方だった。比べるわけではないがBはTシャツにデニムでノーメイクという社会人らしからぬ井出達で出社するような女性。
かねてから先輩社員のことを妬み疎ましく思っていたのは外野が見ても一目瞭然だった。
そんな先輩をBはどうしても気に食わなかったのだろう。どの部署でも何なら取引の営業の人にまでも先輩の悪口ばかり言っていたという。
今まで自分がどんなにきつく言われたのか(いやそれは『指導』だから)ひいてはその先輩が男性社員に対して色目を使ってるとか(普通に考えてそんなヒマはなかろう)稚拙な悪口ばっかりわーわー騒いでいた。わたしは同じ事務所にいたけど関わりがなかったので噂だけは小耳にはさんでいただけだった。
だがしかし。
Bは私がいる部署に異動になり、時同じくして先輩と私は同じチームになり、先輩とペアで行動することが増えた。Bは案の定この部署でも先輩の悪口をいろんな人に吹き込み、私まで取り込もうとしたのだ。先輩とはペアだったし彼女の人となりは共に行動しているとだいたいわかる。なので流言飛語には全くもって惑わされなかった。
だけど先輩は社内での謂れなき自分の噂や悪評に耐えられなくなって心を病んでしまい会社に来なくなった。仕事ができる人だったのに残念だし力になれなかったことがいまだに悔やまれる。
先輩と私は似たような雰囲気だったということで次にターゲットになったのは言わずもがなである。とくに関わりがなく挨拶程度しか会話もすることがなかったのに。こうなるともはや彼女は当り屋である。
心底ビックリしたのがBにはもちろんのこと会社関係には絶対に教えてないわたしのSNSやらInstagramなどのアカウントを休日返上して探して見つけて、1日中読んでアラを探すという犯罪まがいのことをしていた。SNSにたまに書き込んでいた微々たる言葉を「私の悪口を書いていた」とまで言い、先輩同様の手口で上司にまで悪口を吹き込んでいた。いやちょっと待て。わたしのプライベートなSNSにリアルなコミュニティのネガティブなことを書くわけなかろう。よしんば書こうと思ったとしてもBのことなんて全くもって興味がないので知らんし書きようがないのだよ。ちょっと考えたらわかるであろうコトなのに、さらにはまったくの濡れ衣なのにはるか年上のお局女性社員にも目を付けられ厳しく注意などされて。
常識のある会社だと思っていたのだが溜息である。Bの嘘になびいた大人げない上司にも、グルになっていた営業マンにも辟易してさっさと辞職した。ちゃんと証拠もないのに噂に翻弄されるなんて馬鹿な人たちだなと心底思った。
後で知ったことだがBはありとあらゆる私のサイトを網羅しご丁寧にわたしをフォローまでしていた。
なんなの?私のこと好きなの?と思ったぐらいには気持ち悪かったキオク。
総て一掃したが。
・・・とまぁ長くなったが人生に於いて理不尽ないじめはこの2回だけだ
そういう意味で女性の集団が嫌いなのだ。
とはいえ社会人になってからの陰湿なものは男性営業マンも絡んでいたのでジェンダー関係なく人によるのかも。
どちらの件も行った本人は取りこんだ人以外にはあまり好かれていなかった。いずれボロが出るだろう。小さなコミュニティでしか虚勢を張れない悲しい人たち。
わたしとは住む世界が違う。
スピ的にいうと魂レベルが違うのである。
遠い記憶の彼方に葬り去っているのだがたまに思い出して「むあー!」となるのでわたしも大人げないな。
Sentence & Photograph by碧