フォルダーを一気に作成する
中小企業で社内SEやってまして、社員から色々と作業依頼があります。
社員「フォルダーをたくさん作らなくちゃいけなくて、『フォルダーの新規作成』→『名前の変更』はもうイヤです、疲れました(T-T)」
フォルダーを作成する際、通常は、①右クリック→新規作成→フォルダーを選択するか、②エクスプローラーのリボンの中から「新しいフォルダー」をクリックするか、と言ったところでしょうか。
これが、50個も100個もフォルダを作成しなければならないとなると、確かに泣いてしまいますね。フォルダーを作成するだけなら②を連打すればイイでしょうが、フォルダー名の変更が必要でしょうから…ね。
そんな時は、DOSコマンドで解決できます。
DOSコマンド(コマンドプロンプト)を使うと、ファイル名を取得することができます!
コマンドプロンプトは、スタートメニューを開いて、「cmd」と入力すると上側にコマンドプロンプトが表示されますので、クリックすると開きます。
下のような黒い画面が表示されます。
前回、前々回同様、黒い画面の最初に書かれている「C:¥Users¥Public¥Documents>」はそれぞれのパソコンの環境によって異なりますので気にしないで下さい。
例えば、都道府県に1つずつ支店があるとします。つまり、47個の支店があるとして、それぞれの県名+支店と言うフォルダを作成しなければならなくなったとします。(北海道支店、青森支店、東京支店、大阪支店、沖縄支店…のような)
あらかじめ、フォルダ名に使用する支店名を記入したExcelを準備します。例えば、それをB列に記入し、A列には「mkdir」+ 空白 を記入します。下のようなイメージです。
A列の「mkdir」の後ろに必ず「空白」が必要ですのでお忘れなく。
いざ!フォルダ作成!!
動画に出てきた「コマンド」が2つあります。
pushd
mkdir 〇〇支店
pushdは、ディレクトリ(フォルダ)を移動するコマンドでしたね。(前々回を参照ください)
mkdir 〇〇支店は、「〇〇支店」と言うディレクトリ(フォルダ)を作成するコマンドです。「make directory」の略でmkdirですね。
ExcelでA列に「mkdir + 空白」を記入し、B列に「〇〇支店」を記入して、A列とB列をまとめてコピーする事で、「mkdir + (空白) + 〇〇支店」となりますね。
あとはこれをコマンドプロンプトに張り付けるだけですが、コマンドプロンプトの黒いところで右クリックをしても、実は「貼り付け」になるのですが、明示的にするために、上側の白いバーの上で「右クリック」→「編集」→「貼り付け」と説明しました。
フォルダ名に空白は使わないで
最後に補足ですが、フォルダ名に空白を使うと今回の手順ではうまくいきません。空白があると、そこで「途切れている」と認識されるためです。
例えば、「北海道支店」ではなく、「北海道支店 札幌営業所」のように、間に空白がある場合は、下記のようにバラバラにフォルダが作成されてしまいます。
どうしてもフォルダ名に空白を入れたい場合は、””(ダブルコーテーション)で囲むとできます。
ただ、今回の件に限らず、フォルダ名に空白が入る事でいろいろと不具合が起きる事が多いので、個人的にはできるだけ空白は入れない方がイイと思っています。
私は、空白の代わりに「_(アンダースコア・アンダーバー)を使ったりします。今回の例でいくと、「北海道支店_札幌営業所」のような形です。
さて、今回はこのあたりで終わりたいと思います。
この記事がどなたかの参考になれましたら幸いです。
また近々投稿したいと思います。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。