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#01 設楽町のお土産プロジェクト始動!

設楽町は愛知県北東部に位置し、長野県との県境にある電車もない、人口約4,000人が暮らす小さな町。

私たちは設楽町で出会い、友達になった。私たち3人が暮らす場所はばらばらで、私は設楽町、1人は東京都(伊豆大島)、もう1人は福岡県だ。

活動拠点は違うが、「設楽町」で出会った「同世代」の「女子」を共通ワードに様々なプロジェクトに挑戦している。

「友達に設楽町のお土産送りたい」という思いからこのプロジェクトは始まった


「また設楽町に行きたいのだけど、時間がとれなくて。」福岡に住む友達がつぶやいた。忙しい毎日を送る彼女は、設楽町のゆったりとした時間が流れているような雰囲気が恋しいとも言った。
そんな彼女が設楽町に来られなくても設楽町を感じられて、設楽町で過ごした時間を思い出せるようなものをプレゼントしたいと思い、設楽町のお土産を探したことがきっかけだった。

設楽町のお土産といえば、特産品であるしいたけや天狗ナス、五平餅、日本酒などがあるが、毎日忙しく働く彼女にぴったりなお土産をその中から見つけることができなかった。

プレゼントしたい具体的なもののイメージはあるが、それに近いものの販売がない。なら私たちが作ったらどうだろうか、ないなら作ったらいいじゃん!と設楽町で出会った2人に声をかけた。

「ないなら作ろう」精神

設楽町の人たちは自分で何かを作り出してしまう人が多い。
私の祖父は自宅に露天風呂を作ったり、川で捕ってきた鮎をいれておく生け簀を庭先に作ったりして、「ない」ところから自分のほしいものを創り出している。祖父だけでなく、そんな人たちに囲まれ育った私は、「すぐ買えないなら作ってしまおう」という発想が身近にある。

私自身壮大な物を作り上げた経験はないが、幼い頃から培ってきた小さな成功体験のおかげで、新しいお土産を作り上げられると強く思っている。こうして、私たちのお土産プロジェクトが立ち上がった。

トマト農家さんとのコラボとフードロスへの関心


設楽町の特産品の中で私たちが目をつけたのが標高700mの高原で育ったトマト。地元のトマト農家さんに協力をしていただきながら、本格的にこのプロジェクトが始動した。

農家さんへのヒヤリングのなかで、トマトはキズがつきやすくスーパーに陳列するまでの壁が高く、ロスが出やすい現状を知った。

出荷前のツルッとして、綺麗なトマト。
傷のついてしまったトマト。
甘さが凝縮された高原トマトならではの旨味は変わらないものの、規格外となり市場に出せないことも多いそう。

美味しく食べられるが、スーパーに陳列させられない、いわゆる「規格外」となってしまったトマトを活用し、新しいお土産作りに取り組んでいる。


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