見出し画像

男子着物の始め方 松

 ようやく、秋風が吹き涼しくなりましたね。
私も、去年,自分でぬった浴衣、結局、暑すぎて1度しか着ませんでした。
SNS界隈でも、秋になったから、着物きるわよ~。とお姉さまたちも気合が入ります。

 我が家も、ようやく家人が、着物をきてもいいかもと言ってくれるので、嬉しいです。が、しかし私の和裁の腕が上がらないので、積反になっております。

 もし、男の人で着物を着たい人がいたら、参考にしてください。

松コース

 松コースは簡単です。
青野流の大雑把なアドバイスとなっております。

呉服屋さんに、突撃して、
「40万円の予算があります。
着物と帯と、とにかく一式そろえて下さい。」
と言えばそろえてくれます。

さすがに漠然としていて、呉服屋さんも困るので、着物を着て、何をしたいか、どこに行きたいか。を伝えると、イメージにあった着物を誂えてくれます。

例えば、「着物をきて歌舞伎を見にいきたい。」「落語に行きたい。」とか
「親族の結婚式に出たい。」とか。「お洒落なカフェで、デートがしたい。」など。おうちで、本を読んで、ゴロゴロするだけなら、羽織とか、草履はいらないですし。

きもの購入は計画的に

 ここで、大切なポイントは、きものを着る日程です。

呉服屋さんでは、基本的にオーダーメイドで着物をつくります。
なので、吊るしの着物はないと、思って良いと思います。
(夏、浴衣のセールなどは、あることもありますが。)

呉服屋さんでは、その方にあったサイズの反物を、ちゃんとアドバイスしてくれます。
 自分の気に入った反物は選べますが、反物の色と顔映りのよしあしもアドバイスしてくれます。あと、痩せたひとが似合わない反物とか、体格の良い人が余計に、膨張して見えるものもあると思うのです。その辺も、ちゃんとベテランの店員さんは、さりげなくアドバイスしてくれます。

呉服屋さんで気に入った反物を選びます。店員さんが、首から手首の長さや、胴回りを測って、サイズを見極めます。男の人は、おはしょりがない分、シビアになります。長さが短いと、子どもの浴衣姿みたいで、かっこ悪くなる場合があります。

(おはしょりとは、腹、胴のところにくる折り返し。または、その布。)

 それで、呉服屋さんから、国内の和裁士さんに、反物が渡って、手縫いされます。(一部はミシン縫いの場合もあります)

一般的に、2か月ぐらいかかります。

 実際、プロの和裁士さんが、縫うのは、もっと短いのですが、他のお客さんがいるため、順番で、そのぐらいかかるのです。

なので、「明日、詩吟の発表会なんだけど」とか、「今週の金曜日に授賞式なんだけど」てのは、基本、無理なんですね。

 40万って、高すぎ。と思ったかたもいらっしゃるかもしれません。
これは、ざっくりした予算です。松コースなので、、。
もっと、素材が高級な絹だと、着物も帯も高価になります。高級な素材だと、お仕立ての工賃も高くなります。

 すでに、着物をきるひと、仕事にしている人は、青野は当たり前のことを言っていると、思うかもしれませんが、初心者のために書いております。
ご容赦くださいませ。(^^













いいなと思ったら応援しよう!