名前を出すことのメリット、デメリット
こんにちは~。青野です。
先日、コンビニに行ったら、店員さんの名札が、名前を出さずにクルー1になってました。きっと、ストーカーや、カスタマーハラスメント予防なんでしょうね。時代の流れで仕方ないですね。
一方で、スーパーの野菜コーナーでは、このネギは、田中さんが作りました。
と農家のおじさんの顔がシールで貼ってあって、ほっこりします。
和裁の世界、呉服業界のなかで、和裁士さんの名前は出たりでなかったりと、微妙な立ち位置だな~。と思うことがあります。
呉服屋さんにおいて、和裁士さんの名前を出さないというところと、堂々と、うちの和裁士です。と、名前を出しているところもあります。
名前を出さない理由として、考えられることは、
1,チームで縫っているので、個人の名前は出せないとかなら、合理的理由かなと思います。
2,呉服屋さんが、和裁士さんの名前を出したがらないのは、引き抜きとかを恐れていたりするのかな?とか。
3、Aさんばかりに、人気が偏り仕事が増え、Bさんは、人気がないので仕事が少ない。となると呉服屋さんが困るから。とか。
4,クレームから和裁士を守る。とか、?
個人で、和裁士さんとして独立されている方は、名前を出さないと、仕事にならないから、どんどん前に出ていかないと、いけないのだろうな~。と想像はします。どんなに凄腕の職人さんでも、知られないことには、仕事はやってきませんから。
私は、毎回、勇気をふり絞ってお願いに行きます。もうちょっと、和裁の腕があがったら、自分で縫えるよ~。とか、もう1人の根性論が好きな青野が囁きます。でも、やっぱりプロにお任せすると、良いものは、いいですよね。当たり前なんですけど。
これから個人で和裁士を仕事にする方は、SNSをはじめ、マーケティングの能力が必要になってきているな~。と感じます。
名前を出す、出さないは、その時代背景や職業や、コミュニティの美学とも関連していて、面白いですよね。いつか見たドキュメンタリーで、○○寺という由緒あるお寺の改築をしたら、屋根の骨組みに棟梁の名前が墨で書いてあった。
ってありました。誰でも見ることができないところに、改築されないと見えないところに書いてあるのが、棟梁の粋を感じさせますよね。
ここからは、私の妄想ですが、棟梁の真似をして、きものだったら、衿の中に名前を書いておく、本だったら、表紙のカバー裏に編集者の名前を書いたら面白いでしょうか?
自分で書いていて、ちょっとギョッとしますね。
粋と言うより、ホラー味を感じますね。(*'▽')
結局のところ、名前を出して得られる利益と、デメリットを各業界や個人でトライ&エラーで工夫してやっていくしかないのでしょうね。
皆さんは、自分の名前(本名)を出すことを、どう考えていますか?良かったことはありますか、?
それでは、また〜😊