どうする?お墓問題
こんにちは~。青野です。
美女と野獣のお話を知っていますか?
心優しいベルが、商人の父に、お土産になにがいいか?と聞かれ、
「なにもいらないです。でも、バラが一輪あれば、、。」と言って、野獣の屋敷のバラを折った父親が災難に見舞われるはなし。
強欲な姉たちは、あれもこれもと頼んで、ベルは謙虚なことをいうのですが、、。と言う。
こどもの頃は、素敵な童話と思っていたのですが、最近はちょっと違う見方になりました。
今、お盆とかでお墓参りをした人も多いと思いますが、中には、親が
「子供たちに迷惑をかけたくないから、海に散骨して。」
などと、謙虚なことを言っても、現実として困ったことがおこる可能性があるそうです。
散骨をするには、骨を砕く必要があり、散骨する場所は、法的に禁じられているところも多く、遺族はそこをちゃんと調べないといけません。
思い出の湖だからとか、海だからといって、好き勝手に散骨はできません。
骨を砕く業者さんもあって、日本全国から遺骨が集まってきていて、処置が追い付いていなく、壁に、大量に積んである光景がテレビで写し出されました。宅急便で送られてくる大量のご遺骨の段ボール箱がシュールでした。
良く言えば、ニッチビジネスで、商売繁盛でいいことだと思います。
謙虚な発言をして、実現しようとすると、残された家族が困るという、この現象は、ベルのばらのようだな~。と思ったりしました。
私は、長女で、墓守り娘になってしまったのですが、正直に言うと、気が重たいです。本家でもないし、私の子ども達は、ずっと日本で生活するとは限りません。今でも、心理的に負担なのに、この先、どうしたらよいのか
ちょっとだけ悩みます。
実家のお墓は、片道2時間ぐらいかかります。
実家の墓は、自治体の土地で、現在、管理料はかかっていません。
実家のお寺さんとは、円満に離檀しました。墓地の管理は自治体で、菩提寺とは別なのです。まだ恵まれているほうだと思います。
ご先祖さまを敬うのは、良いことだと思うのですが、その形として、個人の、あるいは核家族の墓石というのは、もう少子高齢化の時代にそぐわなくなってきている気がします。
だからといって、どこでも散骨できるわけでもないのです。これから、葬儀やお墓は、形を変えていく過渡期なのかもしれませんね。
普段は、あまり真面目に遠い未来を憂いたりしないのですが、この時期なので色々考えてしまいました。
私は、今後、母が他界して数年後、実家の墓は墓じまいして、自分たちは共同墓で良いと思っています。調べると、自治体の共同墓地は、無縁仏ではなくても、入れるそう。
管理費も、9100円でした。
民間の霊園の納骨堂は、高そうなイメージですよね。めったにないことですが、霊園が倒産し、ご遺骨が帰ってくる、帰ってこないとトラブルになっているところもあります。
そんなニュースを聞くと、地方自治体の共同墓地がまだ、いいのかな~。
と思ったりします。
家族が集まるこの時期に、ちょっとでも、お墓の話ができるといいですよね。
それではまた~。(^^)/