公務員を辞めようと思った理由
◆自分がとーっても狭い世界で生きていた事に気がついた
ありきたりかもしれませんが、YouTubeやFacebookなど、世界の様々な情報を小さな画面の中でいつでもどこでも見れる時代では、自分がいかに閉ざされた世界の中で生きてきたか思い知らされます。
ぼく自身、日本国内は色々と見てきたものの、外国はほとんど行ったことがなく、元々視野はとっても狭い人間だったと思います。(今も決して広くはない)
きっかけは、民間企業への出向でした。全然考え方や文化の異なる方々と一緒に仕事をしたことで、現状を疑うことを覚えました。仕事に対しても、ホントにこれでいいのか?なぜ?と考えることが多くなりました。
その仕事がきっかけで知り合った方から、オリエンタルラジオのあっちゃんの動画を勧められ、あっちゃんだけじゃなく、キンコン西野さん、ホリエモンの動画などを見るようになりました。
そして、世界や日本で今何が起きているか、これからどんなことが起こるか、そして自分が何も知らないことを、世界がめちゃくちゃ広いことを知ってしまいました。
あまり公務員の悪口は言いたくありませんが、この感覚は自分で知ろうとしない限り仕事では得られません。誰も教えてくれないし、そんな研修ももちろんないです。自ら外の世界に触れないと分からない。だから周りの人たちと価値観がだんだん合わなくなっちゃって、浮いてしまいました。
◆サポーターではなくプレイヤーへの憧れ
仕事柄、経営者の方々と一緒に過ごすことが多く、カッコイイ経営者を何人も見てきました。とにかくクレバーな方や泥臭くても地域の方々からの信頼は絶大な方、同世代なのに何度も修羅場を経験しているような方などホントに尊敬する方たちばかりです!
初めのうちは、こちらのサポート内容にとても満足して頂き、また頼むね!と言って頂けることが何よりの快感で、アドレナリンが噴き上がりました。残業もへっちゃらで、携帯電話に着信があるだけでも嬉しかったのを覚えています。
そんな時、少しずつ自分の中で「自分も経営をやってみたい」という想いが芽生え始めました。自分だったら、こうしよう!ああしたいな!なんて考えるようになりました。
一方で、何かに一生懸命頑張ってる人の周りには、公務員だけじゃなく、色んなサポーターが大勢いることを知り、心強く思えました。
そして、だんだんと「サポーター」から「プレイヤー」になりたい、と思うようになっていきました。
◆時間の有限さを身をもって感じた
そんな違和感を覚えはじめた時に、子どもが産まれました。めちゃくちゃ可愛いのが笑
家に帰る度にどんどん成長する我が子を見ると、子どもっていいなぁーと素直に思えました。元々、子どもはあまり好きではなく、友達の子どもを見ても「可愛いね!」というものの、心の中では正直違ってましたね笑
妻の仕事は不定休で日曜日休みなので、土曜日は基本的にぼくが子どもをみて、日曜日は家族でお出かけするのが毎週の流れでした。
そうやって1年が過ぎようとしていた時、ふと思いました。
「あれ?おれが自由に使える時間が一つもない。土日は子どもといるからしょうがないとして、平日5日間もなんで仕事しなきゃいけないんだ?」
仕事はお金を稼ぐためにしなくちゃいけないから、それ以外の時間で自分が好きなことをやれればいいやーと思っていたのが、それ以外の時間がなくなった時に、突然、その矛先が仕事に向いたんです。
仕事内容は全然嫌いではないし、やりがいも感じますが、そうじゃない時があるとたまらなくイライラするようになりました。
そして
「自分の時間は、自分のやりたいことのために使う」と決めました。
これが公務員を辞めるに至った経緯です。サラリーマンとして働いている限り、この壁にはぶつかり続けると思い、独立を決意しました。
次回は、やりたいことを見つけるまでの軌跡を書きたいと思います。