[パイオニア]独創力アトラクサについて(文章多め)
パイオニアの独創力デッキといえばゼナゴス&世界棘のワームで一撃を狙うコンセプトですが、ONE発売後はアトラクサでアドバンテージを得るタイプが新しく追加されました(移行期というか共存寄り)
イゼット独創力(アトラクサ型)のデッキ構成については、キーカードの独創力とアトラクサ、3T目に生物かファクトを設置できるもの(鉤の秘密、鏡割り、サメ台風、プリコマ)、それらをサーチしたりアトラクサを下に送るもの(衝動、火の予言)、保険(変わり谷、霜剣山)、最低限の妨害(焦熱の衝動、かき消し、否認、棘平原、大田原)になっています。ゼナゴスワーム型はワームを手札から捨てられるのと、独創力X=2で唱えなければいけない為に大勝ちが採用されておりました。
しかし独創力デッキ自体がキーカード1枚のコンボデッキ寄りであり、また独創力の種に対してあらゆる除去(特に削剥がぶっ刺さり)が効く為、Tier1のラクドスミッドレンジやアゾリウスコントロールに対して弱いという割と致命的な欠点があります。
現在2023年春環境では引き続きラクドスミッドレンジ、アゾリウスコントロール、緑単信心の3すくみ状態でその他に(白単)人間・(アゾリウス)スピリット・アブザンパルヘリオン・ロータスコンボ・奇怪な具現・グルール機体と群雄割拠な環境です。
2023年2月19日に実施されたプロツアーにてReid Duke選手が使用した独創力コンボ(ゼナゴスワーム型)が優勝し、それ以降は独創力が勢力を徐々に伸ばしてきました。しかしプロツアーが終わって尚Tier1になかなか上がれないのは、上位環境やカラーリング等の相性で色々と問題があるのかなと思っています。
元々はモダンで活躍していた独創力ですが、フェッチランドが解禁されている関係で5色使用を苦とせず、レンと六番を筆頭に版図を達成した虹色の終焉や力線の束縛で盤面整理し、3テフェで体制を確保してから独創力、フィニッシャーは残虐の執政官となっており非常に攻撃的な構成になっています。一方でパイオニアはONEにてファストランドが10種使用可能になったとはいえフェッチランドがない環境の為、独創力のトリプルシンボルがとてもきつく、赤絡みの2色が採用傾向にあります。一番多いのがイゼットカラーで次点でラクドスカラーの大会記録が残っています。
コンボ寄せならドローとカウンターのあるイゼット、盤面に干渉するならハンデスや除去のあるラクドスになるのかなと思いますが、パイオニアの環境的にはどちらを取るか?となると、個人的にはレガシーでコンボデッキを握っていた関係で前方確認できるラクドスを推奨したいところです。
個人的にはグリクシスカラーで強いカード盛り盛り積んで、独創力も打てますよ的な構築のほうが好きです。具体的にはファイレクシアの門とアトラクサを独創力で出せて、非実体化と思考囲いとシェオル勅命で相手のリソースに干渉しながら、鏡割りの寓話・サメ台風で打点を用意しつつ、王家の跡継ぎでドローと打点強化できるコントロールですね。まだ土地基盤で悩んでます。
そのうちTwitterにリスト公開したいですが、土地だけで2日間悩んでるのでなかなか難しいですね。